「いざ決めるとなったら…」バルサ退団通告のメッシ、2年前はシティ移籍の可能性にどう答えていた?

2020年08月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

わずか2年で状況は一変

20年も一筋を貫いてきたバルサを退団する意向を固めたというメッシ。だが、ほんの2年前までは違う想いを抱えていた。 (C) Getty Images

 リオネル・メッシがバルセロナに退団の意向を通告したのを受け、世界では移籍に至った場合の新天地を巡る報道が過熱している。

 移籍先の候補は、枚挙に暇がないが、資金力や本人の考えをふまえて、現時点では恩師ジョゼップ・グアルディオラが率いるマンチェスター・シティが、最も可能性が高いと言われている。

 これを受け、スペイン紙『Marca』は、2年前の2018年ワールドカップ直前に、メッシが母国アルゼンチンの『TyC Sport』のインタビューで口にしたシティ移籍に関する発言に再び脚光を当てている。

 このとき、「移籍を考えたことがあるか?」と問われたメッシは、「バルセロナ以上がどこにあるのさ? 僕は世界最高のチーム、世界有数の街にいる。家族も快適に過ごし、子どもたちには友達がいる。変える必要がないんだ」と答えていた。

「他のリーグについて考えたり、イングランドを見たりするかもしれないけど、いざ決めるとなったら、バルセロナを離れるのはとても難しい」
 
 周知の通り、シティには、アルゼンチン代表のチームメートで、プライベートでも親交の深いセルヒオ・アグエロがいる。同インタビューでメッシは、アグエロの父親が息子との共演を望む発言をしたことに触れられると、「それはシティではない」と返した。

「もしもそれがあるとしたら、クン(アグエロのあだ名)をバルセロナに連れてきたときだね」

 それからわずか2年――。当時バルサの監督だったエルネスト・バルベルデは、シーズン途中にベンチを追われ、後任に選ばれたキケ・セティエンも、シーズン後に解任された。そしてメッシは、「最高のチーム」だったはずのバルセロナから出ていく考えを明確にしている。

 様々な状況をかんがみて、「変える必要」を感じたメッシと、大エースに別れを告げられたバルセロナは、この先、どのような答えを出すだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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