「可能なことは全てやってほしい」バルセロナ市長もメッシの残留を切望!「離れるなら大きな悲しみに…」

2020年08月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

話題性はサッカー界だけにはとどまらない

バルサ電撃退団が世間を賑わせているメッシの去就は、政界にも波及している。 (C) Getty Images

「街の象徴」とも言えるバルセロナのエース、リオネル・メッシの去就問題は、いまや政界にも反響が及んでいる。

 現地時間8月25日にバルセロナのリオネル・メッシが書面でクラブに退団の意思を伝えたというニュースは、文字通り世界中に衝撃を与えた。今やサッカー界は、約20年にわたってバルサ一筋を貫いてきた33歳の動向一色と言っても過言ではない。

 13歳でラ・マシア(バルサの下部組織の総称)の門を叩いて以来、"バルセロナ"の繁栄を支えてきたメッシの残留は、クレ(バルサ・ファンの総称)をはじめ、バルサを愛する多くの人々が切望している。それはアダ・コラウ市長も同様だ。

 バルセロナ市史上初の女性市長として、15年から同職に就いているコラウ氏は、現地時間8月26日に開かれた会見で、メッシの去就について次のように語った。その内容をアルゼンチン紙『Ole』が伝えている。

「何よりも適切に事を運ぼうとしているクラブ内部の動きは尊重しなければならない。けど、もしもメッシを残すためならば、可能なことは全てやってほしいというのが、私の感情を表す言葉だと思う」
 
 さらに「メッシは世界最高の選手。彼はバルセロナで自分自身を築き上げた。だからこの街とは切り離せない」と主張したコラウ市長は、こう続けている。

「もしも、クラブを離れるとなったらそれは間違いなく悪いニュースになり、街中に大きな悲しみを引き起こすと思う。バルサは街を象徴するチームで、大使のようなもの。それでいて誇りの源だから、常に最高であることを望んでいます。ただ、クラブには、巨大な危機に瀕しても、常に再浮上してきた歴史があるから、今回も最善の策を講じてくれると信じている」

 一部では恩師のジョゼップ・グアルディオラが率いているマンチェスター・シティ入団に傾いていると報じられているメッシ。そんなクラックにバルセロナ市民の声は届くだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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