バルサとシティが「メッシ対3人」のトレードを画策! 移籍金は“最低ネイマール以上”で妥協か

2020年08月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

恩師や親友の存在が大きいか

メッシのトレード要員として名前が挙がった(右上から)G・ジェズス、E・ガルシア、アンヘリーニョ。 (C)Getty Images

 現地時間8月25日、バルセロナのリオネル・メッシが書面で一方的にクラブに退団の意思を伝えたというニュースは、文字通り世界中に衝撃を与えた。13歳でラ・マシア(バルサの下部組織の総称)に入団してから、約20年に渡ってバルサ一筋。このまま引退までプレーすると大多数が思っていたからだ。

 では、はたして新天地はどこになるのか。インテルやパリ・サンジェルマン、シティとユナイテッドのマンチェスター勢などが候補として挙がるなか、具体的な話が進んでいるのがシティのようだ。

 このアルゼンチン代表の10番が、退団を突き付ける1週間前に、シティを率いる恩師ジョゼップ・グアルディオラに連絡を取ったとアルゼンチン・メディア『Ole』が伝えたように、同胞の親友セルヒオ・アグエロとともに再びペップの下でプレーすることに前向きのようだ。
 
 しかし、2021年6月30日までバルサと契約を結んでいるメッシが移籍するには、契約解除金が7億ユーロ(約875億円)を支払わなくてはならない。この額を満額支払えるクラブは事実上皆無だ。

 ただ、その契約には、今年の6月10日までなら自由に契約を解除できる条項が付帯されており、メッシ側はコロナ禍によってシーズン閉幕が約3か月も伸びたことを理由に、このオプションを認めるように主張している。

 バルセロナに拠点を置く『Sport』紙が報じた内容を8月26日に『Forbes』が伝えたところによると、バルサ側は妥協案として、全額でなくても、ネイマールをパリ・サンジェルマンに放出した際の史上最高額2億2200万ユーロ(約227億円)は最低でも欲しいと考えているという。

 だが、それでもこのコロナ禍ではシティにとって、高額なため、現金での支払いを減らすべく、3人のトレードを画策しているようだ。

 ひとりは、ブラジル代表FWのガブリエウ・ジェズス。CFのルイス・スアレスに戦力外通告をしたバルサにとって、その後釜に打ってつけの人材だ。

 あとの2人は、元々バルサの下部組織出身で先日スペイン代表に初招集されたばかりの俊英DFエリック・ガルシアと、レンタル先のRBライプツィヒでチャンピオンズ・リーグ4強入りに貢献したスペイン人の左SBアンヘリーニョだ。CBのサミュエル・ウンティティと左SBジュニオル・フィルポが構想外で放出される見込みのため、その補填と将来的なレギュラー候補という意味で適材と言えそうだ。

 シティはこのスーパースターをはたして手中に収められるのか。今後の動きが注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部


 
【動画】退団の要因に…大敗したバイエルン戦のハーフタイムにメッシが茫然自失とする衝撃シーンはこちら

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