「カガワは素晴らしい選手」サラゴサ新監督は香川真司の必要性を強調! SDは「断れないオファーが来れば…」

2020年08月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

J復帰も囁かれるが…

シーズン終盤に復調した香川の去就が注目を集めている。 (C)Rafa HUERTA

 スペインで1部昇格を叶えられなかったサムライ戦士の去就が注目されている。サラゴサに所属する香川真司だ。

 昨夏にドルトムントから大きな期待とともに加入したMFは、公式戦36試合に出場して4ゴール・2アシストを記録。ただ、レギュラーシーズンを3位で終えたチームは、昇格プレーオフ準決勝でエルチェに敗れ、プリメーラ昇格を果たせなかった。

 香川とサラゴサの契約は21年6月まで残っているものの、高額なサラリーの問題もあって、今夏の移籍市場で退団する可能性がたびたび報じられている。一部ではJリーグ復帰の噂も囁かれている。

 そんな日本代表MFに関して、興味深い見解を示したのは、今月20日にサラゴサの新指揮官に就任したルベン・バラハだ。

 現役時代にはスペイン代表としても活躍した名手は、就任翌日に開かれた会見において、香川の起用法について、次のようにコメントした。
 
「彼との契約は残っている。個々の状況を精査しないといけないが、カガワは素晴らしい選手で、プレーオフでのプレーはとてもレベルの高いものだった。全てをラロ(アランテギ・スポーツディレクター)と話し合うよ」

 一方で、アランテギSDは、香川を売りに出さないことを示唆している。20日に行なわれたプレスカンファレンスで、こう公言した。

「仮に我々が断れないようなオファーが届けば、売ることになるかもしれない。もちろん、選手たちのスポーツ面でのプライオリティーを尊重するが、我々には、今いる全選手が必要で、誰ひとりとしてマーケットに並べたりはしない。シンジとも契約があるし、例外ではないよ」

 J電撃復帰の他に、ウエスカやカディスなど1部に昇格したクラブへの移籍も囁かれている香川。この夏にいかなる決断を下すのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事