「おぉ、なんて美しい!」セビージャDFの“歴史に残る”バイシクルシュートに称賛相次ぐ!「驚異的なゴールだ」

2020年08月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

公式記録はオウンゴールに変更

74分に決勝点となるオウンゴールを誘発するバイシクルシュートを放ったD・カルロス(20番)。(C)Getty Images

 記録はオウンゴールだった。だが、歴史に残る一撃だった。

 現地時間8月21日にドイツのシュタディオン・ケルンで行なわれたヨーロッパリーグの決勝で、最多5度の優勝を誇るセビージャがインテルと対戦した。

 立ち上がりから両軍が激しく攻め合う展開となったこの試合を決定づけたのは、圧巻のバイシクルシュートだった。

 2-2で迎えた74分、敵陣で得たFKをエベル・バネガがゴール前に送り込む。ステファン・デフライがクリアしたボールが空中に上ると、CBのジエゴ・カルロスが右足でバイシクルシュート。これが敵FWロメル・ルカクの足に当たってゴールに吸い込まれた。

 当初はD・カルロスのゴールとして認められたが、後になった公式記録はルカクのオウンゴールに変更された。それでも、この鮮やか一撃が色褪せることはない。

【動画】「伝説的なアクション!」決勝点を呼び込んだD・カルロスの圧巻バイシクルシュート
 スペイン紙『AS』は、「ジエゴ・カルロスの伝説的なアクションが6度目の戴冠をもたらした。歴史に残るシュートを閃いた」と絶賛すれば、同じく全国紙の『MARCA』も「信じられないバイシクルシュートを放った」と称えている。

 また、クラブの公式ツイッターには、ファンから「おぉ、なんて美しい!」「驚異的なゴールだ」「なんだ、このシュートは!」「ゴラッソだ」といったコメントが寄せられた。

 開始3分にルカクを倒して先制点となるPKを献上していただけに、負けていれば戦犯扱いを受けかねなかった男が一転、ヒーローになるのだから勝負は分からない。

 前人未到の6度目のタイトルをもたらしたのは、記録には残らない、記憶に残るゴールだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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