壮絶な撃ち合いを制したセビージャが4年ぶり史上最多6度目の戴冠!劇的な決勝点でインテルを沈める【EL】

2020年08月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

5分にPKで試合が動く

インテルとの死闘を制し、4年ぶり6度目のEL戴冠を果たしたセビージャ。(C)Getty Images

 現地時間8月21日、ドイツのシュタディオン・ケルンでヨーロッパリーグの決勝、インテル対セビージャが開催された。

 試合はいきなり動く。3分、22年ぶり4度目の頂点を狙うインテルが自陣でのセビージャのスローインから、こぼれ球を拾ってカウンターを発動。バレッラからパスを受けたルカクがジエゴ・カルロスとの競り合いを制して、ペナルティーエリア内に抜け出たところを後ろから倒されてPKを獲得する。

 これをエバートン時代から10試合連続得点の大会記録を更新中のルカクが自ら力強くゴール左に決めて、5分に先制点を挙げる。

 しかし、そのリードは長く続かなかった。12分、史上最多6度目の戴冠を狙うセビージャは、右SBヘスス・ナバスのピンポイントクロスに、エン=ネシリに代わってCFで先発起用されたデヨングがダイビングヘッドで合わせ、すぐさま振り出しに戻す。

 さらに33分、バネガのFKに大外で待ち受けていたデヨングが再びヘディングシュートでネットを揺らし、逆転に成功する。

 だがそれも束の間、その3分後にブロゾビッチのFKにDFゴディンが得意のヘッドで合わせて、インテルがすぐに追いつく。

 2-2で折り返し、後半最初に決定機を作ったのはインテル。65分にルカクが裏に抜け出てGKと1対1になるも、シュートは守護神ボノにブロックされる。

 ビッグチャンスを逃したインテルを尻目に、勝ち越し点を奪ったのはセビージャだった。74分、再びバネガが送り込んだFKから、D・カルロスが鮮やかなバイシクルシュート。これがルカクの足に当たってゴールに吸い込まれた(記録はオウンゴール)。

 78分にサンチェス、エリクセン、モーゼスの3枚を一気に投入したインテルの猛攻を凌ぎ、このまま3-2でセビージャが勝利。ファイナル無敗神話を継続し、4シーズンぶり6度目の戴冠を果たしたのだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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