「彼は少し怒っていた…」バイエルンの俊英デイビス、8発大勝後に“憧れ”のメッシとユニ交換エピソードを告白

2020年08月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

パリSGとのCL決勝に向けては…

“巨星”メッシとマッチアップするシーンもあったデイビス(19番)は、試合後に思い切った行動に出たようだ。 (C) Getty Images

 屈辱的な大敗を味わわせた試合後だっただけに、"大願"は叶わなかった。

 バイエルンはチャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝で、バルセロナに8-2と圧勝した。屈辱的な大敗を喫したバルサは、キケ・セティエン監督を解任。8月19日にロナルド・クーマン新監督の就任を発表するまでに至った。

 バルサにとって悪い意味で歴史的な一戦となった試合後、バイエルンのアルフォンソ・デイビスは相手の大エース、リオネル・メッシにユニホーム交換を頼んでいたようだ。

 米スポーツチャンネル『ESPN』によると、デイビスは『BT Sport』で、「そうなんだ。頼んだんだけど、彼は少し怒っていたと思う。でも、OKさ。次(に交換できること)を願おう」と、偉大な敵エースとのやり取りを告白した。
 
 おそらくメッシは「少し」ではなく、かなり怒っていたはずだ。そんな状況下でのユニホーム交換は難しかっただろう。そもそも、UEFAが新型コロナウイルス対策として交換を控えるように推奨していることは、前日にパリ・サンジェルマンのネイマールがユニホームを脱いだことでも小さくない騒動になっていた。

 いずれにしても、バイエルンは19日のCL準決勝でリヨンに3-0と勝利し、パリSGとのファイナルに駒を進めた。デイビスは、「良い気分だよ。みんな幸せで、良いプレーをしている。決勝進出は嬉しい。パリは良いチームだ。今は少し祝い、それから決勝に集中する」と喜んだ。

「欧州で最高の選手たちと一緒に最高の選手たちと戦うのは、サッカー選手としての夢だよ。夢がかなった。チャンピオンズ・リーグに出場し、決勝に進むなんて、これ以上は求められない。(チームのベテランは)多くのタイトルを獲得してきたけど、彼らは今回も優勝しようとまだ飢えているよ」

 注目のファイナルは23日にキックオフを迎える。デイビスは、バイエルンは7年ぶり6回目の欧州制覇に貢献できるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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