“ライバル”の超逸材がドルトムントへ移籍!久保建英がマドリーの「EU圏外選手枠」を勝ち取るか?

2020年08月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

ヴィニシウスがEUパスポートを取得すれば…

レイエール(左)はドルトムント、久保はビジャレアルで研鑽を積むことに。(C) Getty Images

 レアル・マドリーは現地時間8月19日、所属するブラジルU-23代表MFレイニエールをドルトムントに2年レンタルで貸し出すことを発表した。

 今年1月、18歳の誕生日を待ってマドリーと正式契約を結んだ超逸材は、1年目はカスティージャ(Bチーム)でプレー。新シーズンからは、スペイン国外で経験を積むことになった。

 ドルトムントへの2年レンタルといえば、アシュラフ・ハキミが想起される。ドイツでの武者修行で成長し、マドリーへの復帰も取り沙汰されながらも、インテルへ完全移籍を果たしたモロッコ代表DFのように、飛躍のきっかけを掴めるか。

 この移籍は、ビジャレアルへの1年レンタルが決定した久保建英にも、小さくない影響がありそうだ。マドリーでは「EU圏外選手枠」を争うライバルがひとり減ったことになるからだ。

 ラ・リーガでは「EU圏外選手」は3人しか登録できず、マドリーの枠はFWヴィニシウス・ジュニオール、FWロドリゴ、DFエデル・ミリトンのブラジル代表トリオで埋まっている。

 そのため、久保とレイニエールは空きができるのを待たなければいけないが、現在ヴィニシウスがEUパスポート取得の手続きの準備中で、来年1月にも取得可能とも言われている。

 ヴィニシウスがEU圏外選手から外れ、レイニエールが2年レンタルを全うすれば、2021-22シーズンにその枠に収まるのは久保ということになりそうだが、はたしてどうなるか。

 いずれにしても、ビジャレアルで結果を残せなければ、マドリーへの復帰は叶わない。マジョルカとは格の違う強豪クラブで、レギュラーとして活躍することが何よりのアピールになるはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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