【J1採点&寸評】川崎 5-2 C大阪|川崎攻撃陣が爆発!リーグ新記録10連勝達成の記念ゲームのMOMは…

2020年08月20日 本田健介(サッカーダイジェスト)

川崎――登里は2ゴールに絡む

【警告】川崎=守田(68分) C大阪=なし
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】三笘 薫(川崎)

[J1第11節]川崎5-2C大阪/8月19日/等々力
 
【チーム採点・寸評】
川崎 8
試合の立ち上がりこそ、C大阪のソリッドな守備から、組織だった攻撃に苦戦。7分に先制点を奪われた。しかし焦らずに中盤の形を変化させるなど臨機応変に対応策を講じるとセットプレーとPKで前半のうちに逆転。
 
後半はスタートから一気に畳みかけると、途中出場の三笘の公式戦5試合連続ゴールもあり、5-2と快勝。充実の内容でリーグ新記録となる10連勝を達成! 2失点は課題とはいえ見事な戦いで、拍手を送るべき内容だ。記録達成という付加価値も含めて高評価に。家長、脇坂、登里らも高い働きも、MOMには勢いが止まらない大卒ドリブラーを選出した。
 
【川崎|採点・寸評】
 GK
1 チョン・ソンリョン 6
2失点はともに止めるのが難しいシュート。フィードがズレる場面もあったが、終盤には鈴木のヘッドをセーブするなど鋭い動きを披露した。
 
DF
13 山根視来 6
先制点を奪われた場面では丸橋の動きに上手く対応できず。それでも42分には相手エリア内にオーバーラップし、PKを獲得。後半はより積極的に動いた。
 
4 ジェジエウ 6
1失点目のシーンは、パスを出した丸橋にプレスがかからず、スルーパスをクリアし切れずにB・メンデスに抜け出された。それでも、その後はパワーとスピードでC大阪攻撃陣の前に立ちはだかった。
 
5 谷口彰悟 6
珍しく自慢のフィードが引っかかるところがあった。ただ読みを利かせ、身体を張った守備は高質。この日もキャプテンらしさを発揮。
 
2 登里享平 6.590+1分 OUT
序盤こそC大阪のプレスに苦しむも、時間を経るごとに通常の"偽のSB"として攻撃に関与。小林、L・ダミアンのゴールは彼がいたからこそ生まれた。

MF
25 田中 碧 6
アンカーとして自身の両脇を狙ってくるC大阪の攻撃に苦慮。それでも周囲と連係しながら状況を打開しようと奮闘。パスを散らそうとする意識も感じられた。後半に瀬古に決められたセットプレーでは、一歩遅れたか。
 
10 大島僚太 6
1失点目のシーンは守備が軽くなってしまった。ただ、ボールを持てば、やはりピカ一で、小林のゴールはこのFWの動きを見逃さなかった彼の縦パスから始まった。
 
【J1第11節PHOTO】川崎5-2C大阪|攻撃陣が爆発!難敵・C大阪を退け、リーグ新記録の10連勝で首位独走!

次ページ川崎――家長は攻撃をリード。小林はストライカーとしての仕事をキッチリこなす。

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