「彼の資質に魅了されている」ベールスホットの指揮官が “新戦力”鈴木武蔵に太鼓判!「俊敏なアタッカーだ」

2020年08月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

今シーズンにベルギーでプレーする日本人選手は11人目

札幌からベールスホットへの完全移籍が発表された鈴木。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 北海道コンサドーレ札幌は8月18日、鈴木武蔵のベルギー1部ベールスホットへの完全移籍を発表した。

 鈴木はすでにベルギーに渡り、ホームスタジアムでユニホーム姿を披露。公式HPでは、「日本代表のアタッカーが加入した」と報告している。

 契約は3年で、1年の延長オプション付き。クラブのサンデル・ファン・ブレットTDは「ムサは走力のあるアタッカーで、フィールドの内外で我々のチームスタイルにぴったり合うプレーヤーだと確信している」と語っている。

 また、2部からの"昇格組"を率いるサンデル・ファン・プレレ監督は、「彼の資質に魅了されている」と期待を寄せた。

「土曜日に彼と出会い、ここ数日でとても愉快で、冷静で、規律正しい選手と出会うことができたと感じている。ムサは俊敏なフォワードで、ボックス内で非常に危険な動きを見せる。Jリーグでも130試合以上プレーした。そして素晴らしいストライカーとして成績を残したことも知っている。我々と一緒に、成長していくことができる選手を獲得することができた喜びでいっぱいだ」

 この一報について、ベルギー全国紙『Het Laatste Nieuws』は「彼はベールスホットにとって初の、ベルギー出身以外のアタッカーとなる」と報じた。『Sporza』も「ファン・ブレットTDのお墨付きで日本人が加入。スズキのスピードのあるプレーは、チームに付加価値をもたらすと確信しているようだ」と伝えている。

 ベルギー・リーグはすでに2020-21シーズンが開幕し、第2節まで終了。ベールスホットは開幕2連勝に成功し、得失点差で首位に立っている。鈴木のデビューは早ければ23日のクラブ・ブルージュとのアウェー戦、もしくは30日に行なわれるホームのスタンダール・リエージュ戦になるとみられる。

 今シーズンにベルギーでプレーする日本人選手は、いずれもシント=トロイデンのシュミット・ダニエル、鈴木優磨、伊藤達哉、松原后、中村敬斗、ヘンクの伊藤純也、シャルルロワの森岡亮太、セルクル・ブルージュの植田直道、アントワープの三好康児、ワースランド=ベベレンの小林祐希に続き、鈴木は11人目となる。

 初の海外挑戦で、好スタートを切ったチームの文字通り助っ人となれるか。まずはデビュー戦に注目が集まる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【写真】鈴木武蔵がパープルの新ユニホームに身を包んだ姿はこちら!

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