21番を選んだ理由は?室屋成がハノーファーと正式契約! 指揮官が起用プランを明かす

2020年08月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「万能なプレーヤーだと知っているが…」

ドイツで自身初の海外挑戦を果たす室屋。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 現地時間8月17日、ドイツ2部のハノーファーはFC東京から完全移籍した室屋成と3年契約を結んだことを発表した。

 背番号は21番に決定。クラブの公式HPは「フィリップ・ラームに由来した背番号を背負ってプレーする。ドイツ代表の主将として世界王者にもなったラームは、ムロヤのように左右SBでプレーし、彼も尊敬しているプレーヤーである」と説明している。

 15日の名古屋戦を終えた後にすぐに飛行機でドイツに向かった室屋は、時差ボケもないようで、「試合後に飛行機に乗ったので、よく眠ることができた」と語っている。

 新加入の日本人プレーヤーについて、ケナン・コニャック監督は「アジアのトップレベルでプレーし、日本代表にも選ばれた。我々が前進するためのクオリティーとメンタリティーを持っている。万能なプレーヤーだと知っているが、まずは彼を右SBで起用することを計画している」とコメントしている。

 また、原口元気とのコンビにも期待を寄せている。「ゲンキはセイについての情報をとてもたくさん提供してくれた。それを聞いてぜひ契約したいと思っていたので、非常にうれしい。ゲンキはセイがチームに早くなじめるように手助けをしてくれ、ゲンキも彼の加入で恩恵を受けるはずだ」と語った。

 室屋は同日、クラブの公式SNSにも初登場。ドイツ語の挨拶でファンに呼びかけ、「これから頑張ります」と抱負を述べる動画がアップされた。地元サポーターからは「家庭教師のゲンキと一緒に頑張れ!」、「コンニチワ!もうドイツ語を少し話すんだね」、「ようこそセイ!歓迎するよ」、「君のプレーに期待している!」などの声が寄せられている。

 チームへの合流は18日からの予定。開幕戦は9月20日で、カールスルーエとの対戦が決定している。原口との日本代表コンビの躍動に期待がかかる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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