「パスが来ないという話は聞いていた」ウニオン移籍の遠藤渓太がドイツでの2週間を語る!「18番を選んだのは…」

2020年08月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「マリノスのサッカーとは大きく異なる」

練習後に取材に応じた遠藤。すでにチームに溶け込んでいるようだ。(C) Takako MARUGA

 横浜F・マリノスからブンデスリーガのウニオン・ベルリンに1年の期限付き移籍をした遠藤渓太が8月13日、練習後にメディアの取材に応じた。

 先月26日の国内ラストマッチで左太ももを痛め、状態が心配されたが、8月11日からチームトレーニングに参加。翌12日に行なわれたヴュルツブルガー(ドイツ2部)とのテストマッチ(2-0で勝利)で、いきなり先発を飾るなど、怪我の心配はないようだ。

 加入して2週間。新天地でのここまでの様子を明かしてくれた。

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ーードイツに来てから10日くらい。少しずつずつ慣れている?

「怪我していたので、リハビリをしていました。自分としてはもちろん早く練習を始めたい気持ちがありましたが、最初は遠くからどういう練習をするのかを見る、いい時間になったかなと思います」

ーー昨日の練習試合(ヴュルツブルガー戦)で45分間プレーした感触は?

「本当にマリノスのサッカーとは、大きく異なります。怪我の部分に関しては問題なくプレーできました。(ドイツは)やはり球際の部分が違いますし、寄せも速い」

【動画】クラブのショートインタビューで意気込みを語る遠藤
 
ーー来年に東京オリンピックを控えているなかでの移籍。どんなシーズンにしたい?

「オリンピック、オリンピックとなるより、しっかりとここで結果を出して、ヨーロッパで活躍するというのが当面の目標です。こっちで活躍していれば自ずとオリンピックは付いてくると思ってるいるので。この1年は自分の結果だけを求めてやれればいいのかなと」

ーー昨日の練習試合では、遠藤選手のスピードを活かして裏に走らせるケースと、左で受けて中にドリブルで入るパターンがあった。(ウルス・)フィッシャー監督の指示?

「怪我をしていて練習試合の一度しか参加してないので自分の特徴をどこまで理解してもらえてるかわからないですけど。まあ一つだけ言えるのは、マリノスでやっていたみたいにウイングの位置で張って、そこから仕掛けてというプレーはたぶん求められていない。真ん中に入ってサイドに広いてそこで勝負とか。攻撃に関してはアタッキングサイドに入ったら自分の得意なプレーを思いっきり出していいよというようには言われました。

 守備に関しては、引いてブロックを作るいうような守備はしなくて、自分たちで相手をはめてアグレッシブにボールを奪いに行く戦術。守備に対する考え方は、そんなにマリノスと変わらないなと感じました」
 

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