「また一歩前進した!」久保建英のビジャレアル移籍をスペイン全国紙がトップで紹介!「すぐに風穴を開ける」

2020年08月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

指揮官エメリの熱烈なラブコールを受けて

マジョルカで鮮烈なインパクトを残した久保がステップアップ移籍を果たした。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

 ついに待ちに待った移籍が決定した。

 現地時間8月10日、ビジャレアルは、レアル・マドリーから日本代表MF久保建英を1年のレンタルで獲得したと発表した。現地報道によると、レンタル料は250万ユーロ(約3億1250万円)で、年俸も含めた500万ユーロ(約6億2500万円)をビジャレアルが負担するとのことだ。

 2019-20シーズンにマドリーからマジョルカに貸し出された久保は、ラ・リーガ1年目ながら35試合に出場して4ゴール・4アシストを記録。とりわけ新型コロナウイルスによる中断期間が明けてからの出来が圧巻で、結果的に19位で降格の憂き目に遭ったチームにあって、傑出した存在となっていた。

 堂々たるルーキーイヤーを過ごした久保には、国内外からオファーが殺到。スペインではセビージャやベティス、オサスナが、ほかにもパリ・サンジェルマンやミラン、バイエルンなど強豪クラブからの関心が報じられた。そんななか、新たに指揮官となったウナイ・エメリが熱烈なラブコールを送るビジャレアルが、新天地に決まったのだ。
 
 昨シーズンは5位に食い込み、ヨーロッパリーグ(EL)の出場権を確保している強豪への移籍は、スペインでも小さくない話題となっている。

 マドリーの贔屓メディアとして知られる全国紙の『Marca』と『AS』は、それぞれ電子版のトップページで速報。前者が「クボはマジョルカでの素晴らしいシーズンの後に、また一歩前進した。すぐに風穴を開けるような活躍を見せるだろう」と称えれば、後者も「この日本人を迎え入れることができて、ウナイ・エメリは大いに喜んでいる」と報じた。

 過去にセビージャをEL制覇に導き、パリSGやアーセナルを率いてきた智将エメリの下で、日本サッカーの至宝はいかなるパフォーマンスを披露するのか。ラ・リーガ2年目を迎える19歳への期待は高まるばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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