【鳥栖】16歳の中野伸哉がJ初先発!「すごく上手かった」と挙げた鹿島の選手は?

2020年08月08日 サッカーダイジェスト編集部

攻守両面で課題も、キラリと光るプレーも

鹿島戦でJ初先発を飾った中野。本人は思うような活躍ができなかったと悔しさを滲ませるが、可能性を感じさせるプレーも見せた。写真:滝川敏之

[J1第9節]鹿島2-0鳥栖/8月8日/カシマ

 アウェーの鹿島戦、16歳と11か月22日という若さでJリーグ初先発を飾った鳥栖の中野伸哉について、チームのキン・ミョンヒ監督は試合後の会見で「十二分にできたんじゃないかと思います」と感想を述べた。

「16歳とか、そういう目では見ていない。彼の守備のスピード、攻撃時の技術のあるプレーだったり、そういったものは本当に、今日に関しては十分にできるんじゃないかと思って送り出しました。

 実際、できていたと思いますし、まあ負けてしまうと(試合の結果は0-2の敗戦)何も生まないというか、プロの世界なのでそういう部分はありますが、やはり彼が試合に出て、どう自信になったか分からないけど、しっかりと次につながっていくのではないかと思います」

 中野本人は、「前日練習とかからも、先発で行く、と言われていたので。心の準備はできていました」。77分に途中交代するまでの自身のパフォーマンスについては、「攻撃では、クロスとか全然上げられなくて、守備ばかりになってしまった。もっともっと仕掛けて、クロスを上げたりしていきたい」と、納得はいっていないようだ。

 守備面では、鹿島の土居聖真の名前を挙げて「すごく上手くて対応しづらかった。落ちてボールをもらいに行くので捕まえづらかった」と反省の弁。今後に向けては「攻撃の練習をしたり、守備でも対人の部分をもっと上げていきたい」と気合いを入れ直す。

 攻守両面で課題が見つかったようだが、それでも指揮官が語るように、キラリと光るプレーもいくつか見せた。物怖じせず、その思い切りの良さは小さくない可能性を示したはずだ。今回は試合に敗れたが、その悔しさも糧にして、さらなる成長に注目したい。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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