日本撃破に貢献したベネズエラの逸材FWが“乱交動画”流出でクビの危機に「ほとほと呆れている…」

2020年08月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

新型コロナウイルスのプロトコルを無視して…

未来を嘱望されながら才能を開花しきれずにいるペニャランダ。 (C) Getty Images

 南米サッカー界の原石が、自らの"失態"で苦境に立たされている。

 渦中にあるのは、ベネズエラ代表FWのアダルベルト・ペニャランダだ。

 2013年に母国のデポルティボ・デ・グアイラで16歳にしてトップチームデビューを果たして一気に台頭した逸材は、17年には韓国で開催されたU-20ワールドカップに出場。ラウンド・オブ16で、堂安律や久保建英らを擁した日本代表の撃破に小さくない貢献を果たした。

 同じオーナーだったウディネーゼ、グラナダ、ワトフォードでプレーしたペニャランダだが、なかなか才能が花開かずにキャリアは停滞。昨夏にはワトフォードからベルギーのオイペンへレンタルされるも、ベルギー・リーグでの出場は5試合(0ゴール)にとどまっていた。

 悔しさの募るシーズンを終えたベネズエラ代表FWは、元来の遊び癖が災いを呼ぶ。現地時間8月6日にスペイン紙『AS』をはじめとする複数メディアがすっぱ抜いたのは、インスタグラムのストーリー動画(24時間で削除される)に投稿された多数の友人や女性といかがわしい乱交パーティーに興じる様子だった。
 
『AS』によれば、ペニャランダは、このオフに訪れたスペインのリゾート地マルベージャで、新型コロナウイルス対策のプロトコルを一切守らずに、半裸の女性とともに乱れ遊ぶパーティーへ夜通し参加していたという。

 当然、保有元のワトフォードは怒り心頭だ。英紙『The Sun』の取材に応じたクラブ関係者は、ペニャランダの素行の悪さとサッカーに対する不真面目さに、ほとほと呆れかえっており、「2023年6月までとなっている契約を打ち切る方針を固めた」と漏らしている。

 ピッチ外の素行で、早々にキャリアを潰してしまう選手は少なくないが、かつて「天才」と称されたペニャランダもその一人となってしまうのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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