現地時間８月４日、元スペイン代表の守護神、のイケル・カシージャスが39歳で現役引退を発表した。そのコメントを綴ったSNSには、世界中から３万件以上のメッセージが寄せられている。

　仲間たちも偉大なプレーヤーの引退を惜しんだ。スペイン代表の同僚だったアンドレス・イニエスタは、自身のSNSを通じてメッセージを発信。「あなたとあなたのファミリーのために祈ります。新しい道で、最高のものを得て」と綴り、ふたりがハイタッチをする代表時代の写真を投稿した。

　同じく代表のチームメイトでは、フェルナンド・トーレスが「多くの素晴らしい瞬間を共有することができた。イケル、君の新しい人生での活躍を」との言葉を送れば、セスク・ファブレガスは「あなたのすべてに感謝している。世界最高のスポーツ選手であり、真のレジェンド。新しいステージでのご活躍を祈っています」とコメントした。

　スペイン代表とレアル・マドリーでともに守備を支えたセルヒオ・ラモスは「レジェンド。唯一無二の偉大なイケル・カシージャス！」と複数のツーショットをコラージュした写真を公開。同じくマドリーで共闘したクロアチア代表ルカ・モドリッチは、守護神の背中におぶさった写真をアップ。「あなたと一緒にプレーすることができて、とても楽しかったです。次のステージも頑張って。幸福な引退であれ」とエールを贈った。

　そして、３歳年上でしのぎを削り合った元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンは、ツイッターで熱い気持ちを吐露している。

「ライバルとの競争は、決して完ぺきではない自分自身に直面して、私たちをほかよりも優れたものにしてくれる。無駄な完璧さを追求しているからこそ、今の私たちがあるのかもしれない。グラシアス、イケル。君がいなかったら、僕のすべてが意味をなくしていただろう」

　これ以外にも、サッカー界から多くの声が寄せられたカシージャス。引退後に歩む道はまだ明らかにされていないが、新たなステージでの活躍を祈りたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部