“試合巧者”の広島が2-0で横浜FCを撃破! 猛攻を仕掛けた前半に森島とD・ヴィエイラがゴールを決める

2020年08月01日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

広島は前半にアグレッシブに仕掛け続けた

ゴールを決めたD・ヴィエイラ(9番)。荒木(上に乗っかる選手)も無失点に貢献した。写真:徳原隆元

 J1リーグの横浜FC対サンフレッチェ広島が8月1日、ニッパツ三ツ沢球技場で行なわれ、アウェーの広島が2-0で勝利した。

 序盤は細かいパスワークでリズムを掴んだ広島が敵陣に押し込む。ボールロストしても前線から激しいプレスをかけて奪い返し、アグレッシブに仕掛け続けた。得点にはならずも、東俊希が9分と18分にゴール前でチャンスを得ている。

 すると22分、攻勢を強め続けた広島が先制に成功する。左サイドで細かいパス回しをしている隙に、右サイドから森島司がダイアゴナルランで左サイドの裏を突く。東からのスルーパスを収めた際に相手DFがブロックにきたが巧みに入れ替わり、そのまま相手GKとの1対1も冷静に制した。

 さらに広島は37分、ペナルティエリア手前の右側付近から、青山敏弘がクロスを供給する。このピンポイントのボールを胸トラップで収めたドウグラス・ヴィエイラが、正確なシュートをゴール右に決めた。広島が2-0のリードを奪って前半を終えた。
 後半に入ると、横浜FCは一美和成(皆川佑介と交代)、瀬古樹(佐藤謙介と交代)、星キョーワァン(田代真一と交代)を投入して反撃に出た。敵陣に押し込めたものの、身体を張った広島の堅守を崩し切れなかった。

 広島は60分に藤井智也に代えて怪我から復帰した柏好文をピッチに送りこみ、以降は"ポゼッションで上手く時間を使いつつ"、機を見てコンビネーションで敵陣深くまで侵入した。

 しかし、互いにゴールは生まれず、試合は2-0でタイムアップ。広島が猛攻を仕掛けた前半に2点を先取し、後半は上手くゲームをコントロール。試合巧者ぶりを発揮し、敵地で2-0の勝利を収めた。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
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