苦悩する“ガラスの天才”。ドルトムントがロイスの長期離脱を発表「復帰時期の予想は難しい」

2020年07月31日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

当初は全治4週間の診断も

2月に負傷して以降、戦列に復帰できていないロイス。(C) Getty Images

 ドルトムントは7月30日、クラブの公式サイトでドイツ代表MFマルコ・ロイスに復帰の目途が立っていないことを明らかにした。
 
 現在31歳のロイスは、2月4日に開催されたDFBカップ3回戦のブレーメン戦で内転筋を負傷。当初の発表では「全治4週間」とされていたものの、結局、新型コロナウイルスの影響によるリーグ中断以降も試合に出場することなく、シーズンを終えていた。
 
 6月のシーズン終了後もスペインのイビサ島でフィジカルコーチ同伴の下、復帰に向けて懸命に取り組んでいたが、どうやら回復には至らなかったようだ。
 
 ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSDは、「残念ながら思っていたほどの回復が見られなかった」と明かし、まだ内転筋付近の腱に炎症が見られるという。
 
 今後は、手術ではなく保存療法による回復が図られることになっており、復帰時期についてはツォルクSDも「予想は難しい」と語っている。
 
 なお、ドルトムントは新シーズンに向けて8月3日からトレーニングを開始し、9月18日のブンデスリーガ開幕に向けて準備を進めていく予定。
 
 これまで幾度も故障に苦しめられた"ガラスの天才"が、再びその活躍を見せてくれるのは、はたしていつになるのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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