小さな身体で、屈強なDFたちをきりきり舞いさせた若き日本人レフティーのことを、ファンは決して忘れないだろう。

　レアル・マドリーからレンタルされたマジョルカでラ・リーガ１年目のシーズンを戦った久保建英は、35試合に出場して４ゴール・４アシストをマーク。チームは２部降格という結果に終わったものの、果敢なドリブルや卓越したテクニックでサポーターを沸かせ、鮮烈なインパクトを残した。

　そのマジョルカの公式YouTubeとSNSは７月29日、「本当にありがとう、タケ」と題してレンタル期間を終えた日本代表MFへの惜別動画を公開した。

　ロッカールームに掛けられた26番のユニホームから始まる１分あまりのムービーには、久保のゴールシーン、トレーニングやピッチ外の様子、観戦に訪れた日本のファンの姿などが収録。「君は僕らファミリーの一員になった」、「また再開するのを楽しみにしているよ」、「日本は僕らの心の中にずっとあり続ける」といった日本語のメッセージも登場する。
 

　この動画に感動したファンは少なくなかったようだ。コメント欄には次にようなメッセージが殺到している。

「タケを決して忘れない」
「偉大なキャリアのスタートを覚えておくことができる」
「どこに行ってもみんなから好かれてる」
「こんなの見たら泣いてしまう」
「胸が締め付けられる」
「むちゃくちゃ鳥肌がたった」
「映画みたい。泣けてきた」
「レジェンドの最初の時期が見られて、私たちは幸運だった」

　すっかりマジョルカのファンの心を掴んだ久保。再レンタルが濃厚な来シーズンは、どのスタジアムを沸かせくれるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「映画みたい。泣けてきた」マジョルカ公式が投稿した久保建英の"惜別動画"はこちら