「マドリーの宝の未来は…」久保建英、来季もレンタルが確実!? 気になる新天地は“2クラブ”に絞られた?

2020年07月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「マドリーはクボが徹底的に鍛えあげられることを望んでいる」

マジョルカで堂々たる戦績をマークした久保は、欧州でも注目の存在となっている。 (C)Mutsu FOTOGRAFIA

 2019-20シーズンのラ・リーガが終わりを迎え、各クラブの新シーズンに向けた動きが加速している。

 そんななかで、俄然注目を集めているのが、レアル・マドリーに籍を置いている久保建英の去就だ。

 今シーズン、レンタル先のマジョルカで躍動した久保は、1年目のラ・リーガで35試合に出場して4ゴール・4アシストをマーク。とりわけ中断前後のパフォーマンスは圧巻で、各国メディアから賛辞を贈られる内容だった。

 堂々たるシーズンを送った久保だが、やはり来シーズンもマドリーには居場所はないと考えられている。EU圏外選手枠の問題もあって、保有元への復帰が困難となっているためだ。

 実際、マドリードに拠点を置き、マドリーの贔屓紙としても知られる『Marca』も、久保のレンタル続行を報じている。同クラブが今夏に移籍市場における放出候補を紹介した記事内で、ハメス・ロドリゲス、ガレス・ベイル、マリアーノ・ディアス、ルカ・ヨビッチをリストアップしたうえで、日本代表MFもチームに残れないとした。

「マドリーの未来の宝であるマーティン・ウーデゴーとタケフサ・クボは、少なくとも、あと1シーズンは完全復帰を待つ必要がある。とくに日本人の場合は、セルヒオ・レギロン(セビージャ)のように外で修業を積む必要がある」
 では、有力な候補はどこになるのか? 『Marca』と同様にマドリードに拠点を構える全国紙『AS』は、以前から噂されているレアル・ソシエダとベティスの名前を挙げた。

 同紙は、「マドリーはクボが新天地で徹底的に鍛え上げられることを望んでいる」と伝えたうえで、前述の2クラブが有力候補となる理由を綴っている。

「マドリーは今夏に貸し出したウーデゴーをたった1年間で大きく成長させたサン・セバスティアン(ソシエダの本拠地)での育成方法を気に入っており、ソシエダも日本人を気に入っている。一方でベティスは、元マドリーの指揮官であるマヌエル・ペジェグリーニが新監督に就任し、クボが好むチームのスタイルであることが、移籍先候補として有力視される」

 ミランやパリ・サンジェルマン、セルティックなどスペイン国外の名門クラブからの関心も取り沙汰されている19歳は、果たして何色のユニホームを着て、新シーズンを迎えるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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