「クソみたいなウイルスが終わってから…」リバプールの夢の戴冠にクロップが胸中を激白!

2020年07月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

サポーターたちへのメッセージとは?

ついにプレミアリーグのトロフィーを手にしたクロップが自身の心境を明かした。 (C) Getty Images

 レッズが悲願の"戴冠"の時を迎えた。

 現地時間7月22日に開催されたプレミアリーグ第37節で、本拠地アンフィールドに難敵チェルシーを迎えたリバプールは、壮絶な乱打戦となった一戦を5-3で制して、今シーズン最後のホームゲームを白星で締めくくった。

 この試合後には、プレミアリーグの優勝セレモニーが盛大に行なわれた。無観客であったため、普段は熱烈なサポーターたちが陣取るゴール裏の「KOPスタンド」を利用しての戴冠シーンは、30年ぶりのトップリーグ制覇を待ち望んだ人々の夢が実現した瞬間でもあった。

 その時を指揮官はどのような気持ちで迎えたのか? セレモニー後のフラッシュインタビューで、ユルゲン・クロップ監督は、興奮気味に胸の内を明かしている。

「この瞬間を愛する人と共有したいね。愛する全ての人、選手、スタッフ、ともに働く人々と、私の周りで一緒にいた私の家族は、私にとって多くのことを意味しているから、今日のセレモニーの瞬間は本当に特別だった」
 

 さらにトロフィーを渡された瞬間を「絶対的に素晴らしいものだった」と振り返ったドイツ人指揮官は、スタジアムに来られなかったサポーターたちへこうメッセージを発信している。

「5年前、ここへやってきた時に私は、全員に『疑う人から信じる人へなってくれ』と頼んだ。そして全員がそれを実行してくれて、我々はチャンピオンになれた。だから、サポーターへ改めてお礼を言いたい。

 我々は祝わなくちゃいけないね。どれだけ飲んだくれてもいいだろう。でも、全てはクソみたいなウイルスが終わってからパーティーの準備をしないといけない。それからみんなで祝おう。だから皆さんにはしっかりと備えておいてほしい」

 シーズン開幕からロケットスタートを切り、首位を独走したリバプールは、新型コロナウイルスによるシーズン中断という前代未聞の出来事にも動じずに、プレミアリーグ史上最速の優勝を果たした。そのブレない強さは、まさにあっぱれだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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