【川崎】好タレント輩出で光るアカデミーの充実ぶり。リモートスカウト活動“F活”も実施

2020年07月22日 サッカーダイジェスト編集部

アピール動画を募集

脇坂(8番)、田中(25番)らユース出身者の活躍が光る川崎。チームも好調だ。

 公式戦再開後、4連勝と絶好調で、リーグを席巻するのが川崎だ。この後、22日、19時半から6節のアウェー仙台戦を迎えるが、連勝を伸ばせるのか注目される。

 その川崎において近年光るのが、アカデミーの充実ぶりだろう。現在は2017年にユースから昇格した田中碧、U-18から阪南大を経て2018年にクラブに戻ってきた脇坂泰斗がチームの中軸として台頭。ベルギーのアントワープでプレーする三好康児、オランダのフローニンヘンに所属(マンチェスター・シティからのレンタル)する板倉滉も川崎アカデミーの出身である。

 さらに現在のチームには、東京五輪世代のドリブラー、三笘薫(筑波大進学後、今季クラブに復帰)、クラブとして初の高校3年時にプロ契約を結んだ将来のエースストライカー候補、宮代大聖と、今後の成長が楽しみな人材も顔を揃える。

 ちなみにスペインで活躍する久保建英もかつて川崎U-10に所属したことが広く知られている。
 
 アカデミー組織としてはU-18からU-10まで各カテゴリーを揃え(U-18、U-15、U-13、U-12、U-10)、若き芽を育成中だ。

 ただ、U-12、U-10のカテゴリーにおいては、各学年で加入できる人数が限られており、可能性を持った選手すべてを受け入れることができない状況になっており、2013年度からは「エリートクラス」を設立。U-15チームへの合流を目指し、選手育成を行なっている。

 そして6月29日から8月31日までは、"より多くの選手の可能性/より優秀なタレントの発掘"をテーマに「リモートスカウト活動~F活~」をスタートしている。

「F活」とは、サッカーを心から楽しみ(Fun)将来(For the future)川崎の選手になるべく目標に励み、その可能性を秘めた(Frontier) 人材を発掘すべく、動画を応募で募り、リモートでスカウト活動を行なうというもの。

 ある一定の評価を得られた選手については、エリートクラスへの練習参加など、その可能性を発揮できる機会を創出するという。対象はエリートクラス活動に通うことができる範囲に住んでいる現小学5年生(2009年4月2日~2010年4月1日生まれ)。

 提出する動画は、2020年に撮影したもので、フィールドプレーヤー、GKともに2種類を投稿することになっている。その2種類とは、アピール動画(必ず動画の最初に自己紹介を入れた最大5分までのひとつの動画)と、試合動画(①20分未満の試合動画を最大4つまで可能、②できる限り編集されていない動画が望ましい)だ。

 果たしてこの活動を通じて、クラブの未来を背負うような新たな金の卵は現われるのか。ここ3年連続でタイトルを獲得してきたトップチームを下支えする、アカデミーの活動にも注目だ。

 詳しくはこちら https://www.frontale.co.jp/info/2020/0629_6.html

構成●サッカーダイジェスト編集部 
 
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