「邪魔するんじゃねえ、ボケ!」冨安所属のボローニャ指揮官が敵将と試合中に大口論! 激昂した理由は?

2020年07月22日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ガスペリーニの振る舞いに激怒し…

試合前は笑顔でハグをかわしていたミハイロビッチ(左)とガスペリーニ(右)だったが…。 (C)Getty Images

 冨安健洋が所属するボローニャのシニシャ・ミハイロビッチ監督が、激しい気質の持ち主なのは周知のとおりだ。

 現地時間7月21日のセリエA第34節、ボローニャが、敵地でアタランタに0-1と敗れた一戦で、ミハイロビッチは敵将ジャン・ピエロ・ガスペリーニと試合中に激しく口論した。

 イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、スコアに動きがなかった前半、ミハイロビッチは「あいつらに何を話しているんだ!ふざけんな!」とガスペリーニに激怒。「邪魔するんじゃねえ、ボケ!」など、スラングを交えて罵倒した。

 主審はプレーが止まった際に両者にイエローカードを提示。その後、ミハイロビッチは「あいつを放り出せ」と口にし、主審はガスペリーニに2枚目のカードを出して退席を命じる。すると、ガスペリーニは「なんでオレだ?何してるんだ!」と審判に対して激昂した。

 衛星放送『Sky Sport』によると、ガスペリーニは試合後に「その件については話したくない」と多くを語ることを拒んだ。

「アタランタはつねに正しいチームだとだけ言っておく。出て行かなければならなかったのは、私じゃなかった。だが、それ以上は言わない」

 これに対し、ミハイロビッチは「私が彼のベンチに向かって話すことはできないし、彼は私のベンチに向かって話してはいけない」と、敵将が自軍ベンチの人間を批判したことに立腹したことを示唆し、ガスペリーニへの非難を続けた。

「敬意を欠いたら、私は怒る。ウチのベンチがやることに関わるべきは私だ。ずっと指を差しやがって。もしあの指を私に向けていたら、今ごろ指があるかも分からんぞ。言うべきことがあれば、ベンチでなく私に言うべきだ。彼は話したがらなかった? 当然だ。間違えたと分かっているのさ」

 両者の衝突はアドレナリンとともに和らいでいくのか、それとも…。今後が注目される。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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