ミランでサプライズ! 監督交代はなし、イブラヒモビッチとマルディーニも残留か?

2020年07月22日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ラングニック招聘が既定路線と言われていたが…。

続投が決まったピオーリ監督(左)。来シーズンはイブラヒモビッチ(右)も残留か。写真:Getty Images

 大きなサプライズだ。ミランは現地時間7月21日、今シーズン限りの契約だったステーファノ・ピオーリ監督と、2022年6月まで契約延長したことを発表。来シーズンも指揮権を託すことを決めた。
 
 今シーズンのミランは、夏にマルコ・ジャンパオロを新監督に招聘するも結果が出ず開幕7試合で解任。その後を受けてピオーリが指揮を執っていたが、来シーズンに向けてはラルフ・ラングニック(レッドブル・グループ統括責任者)を監督兼強化責任者の全権マネジャーで招聘することが既定路線と見られていた。
 
 しかし、7月21日のサッスオーロ戦も2-1で勝利するなど、中断明けは7勝2分けとチームは絶好調。ローマ、ラツィオ、そしてユベントスと強豪も撃破している。
 
『スカイ・イタリア』など複数の現地メディアによれば、これを受けてミランはピオーリを信頼することを決めたという。ラングニックを強化責任者、ピオーリを監督という案はラングニック側が拒否した模様。また、ラングニックをレッドブル・グループから解放するには、700~800万ユーロ程度の契約解除金が必要だったという事情もあったようだ。
 
 イバン・ガジディスCEOが掲げた新路線に公然と反対し、ラングニック招聘なら退団すると見られていたエースのズラタン・イブラヒモビッチ、テクニカルディレクターのパオロ・マルディーニも、来シーズンは残留する可能性が一気に高まったと見られている。
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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