「ボーフム戦の後に、問題があると…」負傷離脱した宮市亮の現状は? ザンクト・パウリSDが地元紙に明かす

2020年07月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

ドイツ2部の来季は8月23日に開幕

戦列から離れている宮市。 (C)Getty Images

 ドイツ2部のザンクト・パウリに所属する宮市亮は、シーズン半ばで負傷のため戦列を離れた。5月27日の第28節ハイデンハイム戦ではフル出場していたが、第29節は負傷のためベンチ外。第30節のボーフム戦では再び先発出場したものの、その後は故障者リスト入りし、復帰せずに2019-20シーズンを終えている。

 そんな宮市の状態について口を開いたのは、同クラブのアンドレアス・ボルネマンSDだ。現地紙『Hamburger Morgenpost』の取材に応じ、負傷は「膝ではなく、筋肉系の問題だった」と明かしている。

 宮市はこれまでに3度にわたって左右の膝の十字靭帯断裂を経験し、奇跡的な復活を果たしている。今季は28試合でフル出場を果たし、チームの主力として活躍していた。そのため、戦列を離れたのは、再び膝に原因があるのでは、と懸念する声が少なくなかった。

 しかし、実際は異なったようだ。ボルネマンSDは膝の影響はあるかもしれないと可能性を認めながらも、「ボーフム戦の後、リョウは内転筋に大きな問題があると訴えてきたんだ。それで、当分の間は戦列を離れさせることに決めた」と語った。また、「週明けにはハンブルクに戻って来る。その後は、彼の状態によって判断することになるはずだ」とコメントしている。

 ブンデスリーガはすでに来季の日程を発表しており、2部残留を決めたザンクト・パウリは8月23日に開幕を迎える。チームは新たに招へいしたドイツ人指揮官ティモ・シュルツ氏のもと、8月初旬に新体制をスタートさせる予定だ。宮市は状態が悪くない限り、始動時からチームに合流すると見られる。

 同紙は「ザンクト・パウリは、リョウの復帰に希望と不安の両方を抱えている」と綴っている。しかし、不屈の精神で何度も蘇ってきた快足ウインガーの復帰に、現地スタッフも期待を寄せているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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