「監督に冷や汗をかかせた」残留を決めたサンプドリア吉田麻也、パルマ戦の現地メディアの評価は?

2020年07月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

この勝利でサンプドリアの残留が確定

6試合連続先発の吉田。前半は不安定な守備も、後半に整えた。 (C)Getty Images

 現地時間7月19日にセリエAの第34節が行なわれ、吉田麻也が所属するサンプドリアはパルマと敵地で対戦し、3-2で勝利。他会場でレッチェがジェノアに敗れたため、この勝ち星でセリエA残留を決めている。

 吉田は4バックの右CBで先発出場。前半に2点を奪われるという追いかける展開となったが、後半に攻撃陣が爆発。3点を取り返し、劇的な逆転勝利を収めている。試合後には自身のSNSで「信じられない後半だった。後半よく立ち直った!前線に感謝!セリエA残留確定!」とホッとした心情を吐露している。

 6試合連続でスタメン出場した吉田のパフォーマンスについては、現地メディア『Calciomercato.com』は10点満点中「6」で評価し、「失点の場面もよく詰めており、スペースを消そうとしていたが実らず…。ただ、後半はよく封じ込めた」と評している。また、『Sport Mediaset』は「6.5」をつけ、チーム内では及第点以上の評価となっている。

 一方、やや苦言を呈したのがイタリア・メディア『TUTTO mercato WEB』だ。採点では「6」と平均以上の採点だったが、寸評では「前線のあらゆる場所に顔を出すカプラリに手を焼いていた。また、攻撃参加の回数の多さで監督に冷や汗をかかせた」と指摘された。

 セリエAは残すところリーグ戦4試合となっている。直近で先発した6試合を5勝1敗と上々の結果を残している吉田は、イタリア初挑戦の今季をより良い結果で締めくくることができるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】吉田麻也がヘディングでゴールを狙う! パルマ戦での様子はこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事