【U-19日本代表】11対11のフルコートゲームで見えた各選手の起用ポジションは?

2020年07月15日 古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

まだ明確な序列は存在しないが…

横浜FCと同じ2トップの一角で軽快な動きを見せた斉藤(右)。「代表でもクラブでも結果を突き詰めたい」と決意を口にする。写真:徳原隆元

 千葉県内の高円宮記念JFA夢フィールドで合宿中のU-19日本代表。2021年のU-20ワールドカップを目指すチームは、その最終予選も兼ねたU-19アジア選手権を10月に控えている。今回の合宿は、まず10月の代表に選ばれるためのアピールの場だ。

 合宿4日目の14日の午後練習では約7分間のフルコートゲーム(11対11)を2本、ビブス組とビブスなし組で行なった。途中での選手交代はあったが、スタートのメンバーは以下の通り。

【ビブス組/4-4-2】
GK:野澤大志ブランドン(FC東京)
DF:三原秀真(愛媛)、鈴木海音(磐田U-18)、山﨑大地(順天堂大)、加藤聖(長崎)
MF:本田風智(鳥栖)、松本凪生(C大阪)、柴田壮介(湘南)、小田裕太郎(神戸)
FW:晴山岬(町田)、斉藤光毅(横浜FC)

【ビブスなし組/4-4-2】
GK:山田大樹(鹿島)
DF:畑大雅(湘南)、西尾隆矢(C大阪)、半田陸(山形)、中野伸哉(鳥栖U-18)
MF:鮎川峻(広島)、武田英寿(浦和)、松岡大起(鳥栖)、荒木遼太郎(鹿島)
FW:鈴木唯人(清水)、大森真吾(順天堂大)
 
 まだチームは始動したばかりで、明確な序列は存在しない。ただ、今回選ばれた選手が代表でどの位置で使われるかの参考にはなるだろう。

 例えば、本田風智は鳥栖ではインサイドハーフで起用されているが、代表ではサイドハーフ。清水のトップ下でレギュラーに定着している鈴木唯人は2トップの一角でプレーした。ただ、本田に言わせれば「攻撃的なポジションならどこでもプレーできるので、『いつもと違うから』という違和感は特にない」という。

「前回のU-20ワールドカップのメンバーよりもっともっといいチームになれるように頑張りたい」と目標を語る斉藤光毅は、昨年のU-20ワールドカップに飛び級で出場したエース候補。同じくその大会のメンバーに選ばれた鈴木彩艶や、鳥栖の顔とも言える存在へ成長した松岡大起など、他にもタレントは豊富だ。

 2021年のインドネシアでのU-20ワールドカップへ向けて若い世代の日本代表がどんな成長、プレーをみせてくれるか今から楽しみだ。

取材・文●古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)
 
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