川崎が怒涛の3連勝!絶好調、家長の2ゴールを含む3得点で柏を下す

2020年07月11日 本田健介(サッカーダイジェスト)

柏は呉屋が1点を返すも…

家長は2ゴールの活躍。チームを勝利に導いた。(C)SOCCER DIGEST

 7月11日、等々力陸上競技場でJ1の第4節、川崎と柏の一戦が行なわれた。

 これまでは無観客試合、いわゆるリモートマッチで行なわれていたリーグ戦だが、前日7月10日のJ2、岡山と北九州の一戦に続いて、5000人を上限に観客を入れての開催となった。

 ホームチーム、川崎のサポーターのみの入場となったが、4724人が観戦。感染予防策を徹底し、歌や旗を使っての応援は自粛となったが、十分に距離を取って試合を見守ったサポーターたちは、タオルを掲げてチームへパワーを送った。

 川崎は4-0と快勝した3日前のFC東京との多摩川クラシコから3人のメンバーを変更。左SBは登里に代えて車屋、アンカーは田中に代えて守田、インサイドハーフには大島に代えて下田を起用した。

 布陣は変わらず4-3-3。GKチョン・ソンリョン、最終ラインは右から山根、ジェジエウ、谷口、車屋、中盤はアンカーに守田、インサイドハーフに脇坂、下田、3トップは右から家長、L・ダミアン、長谷川の並びとなった。

 一方、前節は横浜FCに1-3で敗れた柏はスタメンを4人変更。

 システムは川崎に合わせる形を取ったのか4-3-3。GKキム・スンギュ、最終ラインは右から北爪、染谷、鎌田、古賀、アンカーにヒシャルジソン、インサイドハーフに戸嶋、瀬川、3トップは右から江坂、オルンガ、神谷という顔ぶれになった。

 立ち上がりは川崎がボールを回すも、柏は強度の高い守備で対抗。ただ15分に川崎にアクシデント。相手のカウンターを食い止めるなど好プレーを見せていたCBジェジエウが負傷。左SB登里との交代となり、それまで左SBを務めていた車屋がCBに回った。

 その後も攻める川崎、守る柏の構図は変わらず。川崎は脇坂、家長らの巧みなパスワークでゴールへと迫ると、40分に均衡を破る。右サイドからのCKを脇坂が蹴るとニアにいたDFの頭をかすめたボールはフリーになっていた家長のもとへ。家長が冷静にヘッドでネットを揺らした。

 すると2分後に川崎が追加点を奪う。左サイドで登里が相手のパスをカットすると、そのボールを受けた家長がドリブル。ゴールやや右から右足で放ったシュートはDFの股を抜けて見事にネットに突き刺さり、川崎が2点のリードで前半を折り返した。
 
 ハーフタイムで柏は3人を変更。北爪に代え三丸、オルンガに代えて呉屋、戸嶋に代えて仲間を投入する。

 しかし川崎ペースは変わらず。ホームチームは52分に左からの脇坂のCKにニアでL・ダミアンがヘッドで合わせて3点目を奪った。

 一方の柏は56分、三丸の左からのクロスを呉屋が詰めて1点を返す。しかし試合はそのまま3-1で終了し、好調の川崎がリーグ再開後3連勝を飾った。その反面、柏はリーグ再開後3連敗と苦しい結果となった。

取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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