「クソみたいなシーズンだったが…」大迫勇也所属のブレーメンが“奇跡の残留”。最終戦を現地メディアはどう評価した?

2020年07月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

現地メディアは辛口評価も、監督は選手を称える

第2レグで先発した大迫。ポストプレーは随所で光ったが…。(C)Getty Images

 現地時間7月6日に、ブンデスリーガの昇降格プレーオフ第2レグが行なわれた。

 大迫勇也が所属する1部16位のブレーメンは、アウェーで2部3位のハイデンハイムと対戦。第1レグは0-0だったこの一戦、第2レグは2-2で終了し、アウェーゴールで上回ったブレーメンが1部残留を決めた。

 先発した大迫は、68分までプレー。地元メディア『kreiszeitung』の採点は「4」だった(※ドイツメディアの採点は「1」が最高、「6」が最低)。

「主に前線の左サイドに姿を現わした。だが、元ブレーメン(マルロン=トマス)を相手に苦戦し、多くのアクションが無力に終わった。とにかくあらゆるボールを奪い合っていたが、必要なパンチ力が不足していた」

 ミロト・ラシツァにワーストの「4.5」がつくなど、アタッカー陣には軒並み辛口評価となった。

 だが、指揮官のフロリアン・コーフェルトは試合後の記者会見で「選手たちは全員、素晴らしいメンタリティーを示した」と称えた。

「何度も(気持ちが)つぶれかけた。だが、我々は死を宣告されながらも、戦い抜くことができた。クソみたいなシーズンになってしまったことは謝罪に値するし、今日の試合も批判されて当然だ。だが、1部リーグに残ることができたことで、今はあらゆるものを横に置いておくことができる。最低最悪のシーズンだったが、良い終わりを迎えることができたと思う」

 一時は絶望的な状態だったブレーメンは、奇跡的に1部に踏みとどまった。長くゴールができない時期もあり、批判を浴びた大迫は、終盤の爆発で終わってみれば8ゴール。ドイツでの自己最多得点を塗り替えた。来シーズンは開幕からエンジン全開といきたいところだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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