【CLプレビュー】パリSG 対 チェルシー|堅守速攻のチェルシーが一枚上手

2015年02月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

パリSGが主導権を握り、チェルシーが速攻を狙う構図。

予想フォーメーション

パリSG 対 チェルシー
2月17日(日本時間2月18日4:45)@パルク・デ・プランス
(第2レグ|3月11日@スタンフォード・ブリッジ)
 
[過去の対戦成績]
チェルシーの2勝1分け1敗
 
≪パリSG 勝利への戦術的ポイント≫
 
 ポゼッション志向がより強く、攻撃的なパリSGが主導権を握り、チェルシーはカウンターを狙うという構図になる可能性が高い。
 
 相手の4-2-3-1との噛み合わせを考えれば、システムは4-3-3が妥当だ。中盤の支配力を強めるため、前線を「2トップ+トップ下」という構成にしても面白そうだが、ブラン監督の選択肢にそのオプションはないようだ。
 
 となれば、イブラヒモビッチとカバーニの2枚看板と組む3トップのもう1人は、パストーレよりも単独突破でサイドに数的優位を作り出せるルーカスが望ましいが、ハムストリングの怪我で欠場。同じく打開力に優れたラベッシの起用が濃厚だ。パストーレは点が欲しい場面で中盤の選手に代えて投入するのが効果的だろう。
 
[出場停止]なし
[怪我人]DFオーリエ(欠場見込み)、MFキャバイエ(欠場見込み)、MFルーカス(欠場見込み)、DFマルキーニョス、MFモッタ、MFマテュイディ、MFパストーレ
 
≪チェルシー 勝利への戦術的ポイント≫
 
 チェルシーの守備対パリSGの攻撃、チェルシーの攻撃(カウンター)対パリSGの守備。いずれの構図を考えても、チェルシーが上回るように思われる。
 
 チェルシーにとってベストの選択は、堅守速攻の徹底だ。その遂行には中盤の布陣を守備型に変えるのが手だろう。セスクをトップ下に上げ、2ボランチにミケルとマティッチ、2列目右サイドには守備力と走力を備えたラミレスを起用するという形だ。
 
 しかし、膝を痛めたミケルは欠場見込みで、セスクがボランチ、トップ下にオスカールという本来のスタメンになりそうだ。
 
 ゴールが欲しい終盤には、中盤を削ってドログバを投入。D・コスタとの2トップは、相手にとってこのうえない脅威だろう。
 
[出場停止]なし
[怪我人]MFミケル(欠場見込み)
 
(ワールドサッカーダイジェスト2015.2.19号より一部修正・加筆)
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