フィオレンティーナが来季監督にデ・ロッシを招聘か? 伊メディアが一斉報道!

2020年07月04日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ローマのキャプテンが共闘も?

今年1月にボカで現役を引退したデ・ロッシ。ローマのレジェンドがヴィオラを率いるのか?(C) Getty Images

 7月1日のセリエA第29節、フィオレンティーナはホームでサッスオーロに1-3と敗れた。終了間際に1点を返しただけの完敗だ。

 シーズン再開から3試合で白星はなし。5試合勝利から遠ざかり、順位は13位と苦しんでいる。イタリア・メディアは、この黒星でジュゼッペ・イアキーニ監督の来季続投は難しいと伝えていた。

 そして7月3日、衛星放送『Sky Sport』や『Gazzetta dello Sport』紙など、複数のイタリア・メディアは、フィオレンティーナが来季の指揮官にダニエレ・デ・ロッシを招聘すると報じている。

 元イタリア代表のデ・ロッシは昨年夏、長年在籍したローマを退団。ボカ・ジュニオルスで半年プレーし、ことし1月に現役引退を発表している。フィオレンティーナは、ボカ移籍が決まる前に選手としてデ・ロッシの獲得に動いていた。引退後も彼への"愛"は変わっていないようだ。

『Gazzetta dello Sport』紙は、フィオレンティーナとデ・ロッシの交渉が「良い段階」だと報道。Sky Sportは「非常にポジティブ」な交渉だったとし、「セリエAやBの複数クラブからオファーも、デ・ロッシはフィオレンティーナの計画と結婚」と伝えている。

『Sky Sport』によると、デ・ロッシは新型コロナウイルスの影響で、2月から受講予定だったライセンス取得コースを始められなかったという。そのため、ライセンスの問題は残っているようだ。
 
 いずれにしても、指導経験がないデ・ロッシに指揮を委ねるのは無謀との見方もある。『Corriere dello Sport』紙は、「いきなりトップチームは危険」と報道。「プリマベーラがより現実に近い案」と、デ・ロッシがユースチームの指揮官に就任するかもしれないと伝えている。

 一方で、フィオレンティーナは同じく元ローマ主将のアレッサンドロ・フロレンツィにも関心を寄せている。もちろん、こちらは選手としての補強だ。報道によると、代理人がフィオレンティーナとの交渉に臨んだ。今シーズン途中にローマを離れ、バレンシアにレンタル移籍したフロレンツィだが、スペインに行く前はこちらもフィオレンティーナ移籍の可能性が取り沙汰されていた。

 もしもデ・ロッシを招聘し、フロレンツィを獲得すれば、フィオレンティーナはローマの元キャプテンたちを集めるかたちとなる。サポーターから人気を博すロッコ・コンミッソ会長が打つ手に注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事