“怪物”ロナウドやトッティなどワールドクラス揃い!「1976年生まれ」でベスト11を組むと?

2020年07月06日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

最終ラインは人材不足が否めず…

『ワールドサッカーダイジェスト』誌が選んだ1976年生まれのベスト11。(C)Getty Images

 生年ごとにベスト11を選んで「最強世代」を見つけ出すのが、『ワールドサッカーダイジェスト』誌で好評連載中の「年代別ベスト11」。第21回目は「1976年生まれ」を紹介する。

 FWのタレントを最大限に活かすべく、前線は4トップを採用した。

 97年と02年にバロンドールを受賞したロナウド、決定力とポストプレーに長けたファン・ニステルローイ、ローマ一筋を貫きバンディエーラ(旗頭)として君臨したトッティ、さらに驚異的なスピードを武器に二度のセリエA得点王に輝いたシェフチェンコが並ぶアタッカー陣は、まさに絢爛豪華。攻撃陣は"当たり年"で、他にもクライファート、レコバと実力者が少なくない。

 MFにもレジェンドが揃う。セントラルMFは持ち前のダイナミズムと技巧で攻守両面に貢献したヴィエラ。2列目にはフィジカルと得点力を兼ね備えるバラックと、異なる3クラブ(アヤックス、R・マドリー、ミラン)でチャンピオンズ・リーグ制覇を経験したセ―ドルフを選出した。

 見劣りが否めないのが最終ラインだ。CBは2000年代の第一人者だったネスタを除けば真のワールドクラスが見当たらず、コルドバとクフォーに落ち着いた。

 プレミアで一定の評価を得たアイルランド代表のギブン、ハンガリー代表で歴代1位タイの108キャップを刻んだキラーイの二者択一だった守護神も明らかな人材不足で、CBとGKがこの世代のアキレス腱に……。
 
総合評価「S」(SS、S、A、B、C、Dの6段階)

●1976年生まれのベスト11●
【GK】
シェイ・ギブン
代表:元アイルランド代表
主な所属クラブ:ニューカッスル、マンチェスター・C

【DF】
サムエル・オセイ・クフォー
代表:元ガーナ代表
主な所属クラブ:バイエルン、ローマ

アレッサンドロ・ネスタ
代表:元イタリア代表
主な所属クラブ:ラツィオ、ミラン

イバン・コルドバ
代表:元コロンビア代表
主な所属クラブ:インテル

【MF】
パトリック・ヴィエラ
代表:元フランス代表
主な所属クラブ:インテル、アーセナル、ユベントス

クラレンス・セードルフ
代表:元オランダ代表
主な所属クラブ:アヤックス、R・マドリー、ミラン

ミヒャエル・バラック
代表:元ドイツ代表
主な所属クラブ:バイエルン、チェルシー、レバークーゼン

【FW】
フランチェスコ・トッティ
代表:元イタリア代表
所属クラブ:ローマ

ルート・ファン・ニステルローイ
代表:元オランダ代表
主な所属クラブ:PSV、マンチェスター・U、R・マドリー

ロナウド
代表:元ブラジル代表
主な所属クラブ:バルセロナ、インテル、R・マドリー

アンドリー・シェフチェンコ
代表:元ウクライナ代表
所属クラブ:ディナモ・キエフ、ミラン、チェルシー

※『ワールドサッカーダイジェスト』2020年6月4日号より転載
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