【三浦淳寛が直撃!】遠藤保仁「体力? 問題ないですね」

2015年02月14日 広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

「自分はずっとこんな感じですし、大丈夫と言えば、大丈夫」(遠藤)

今季はACLとの連戦でタイトな日程となるが、リーグ連覇はもちろん、「クラブワールドカップに出られるのは大きい」(遠藤)とアジア王者も目指すつもりだ 写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

 横浜Fや神戸などでプレーし、元日本代表としても活躍した三浦淳寛氏が、九州で春季キャンプを張る各クラブを訪れて、チームのキーマンを直撃する短期集中連載企画。
 
 記念すべき第1回は、"三冠王者"の不動の司令塔であり、先のアジアカップでは日本代表通算150試合出場を達成したG大阪の遠藤保仁に話を訊いた。

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 取材当日は通常のトレーニングで、主に守備面にフォーカスされた練習内容だった。そのなかで、正確なパスを通す遠藤。シンプルながらミスが極端に少ないそのプレーに、三浦氏は「やっぱり違うよ」と脱帽する。
 
 横浜Fではチームメイトだったふたりが、2ステージ制、ACL参戦、宇佐美などについて語り合った。
 
三浦 コンディション的にはどう?
遠藤 アジアカップで一度上げて、帰ってきて1週間休んで、またそこから上げていくという作業ですね。
 
三浦 今年は2ステージ制になるけど?
遠藤 勢いに乗ったもん勝ち、という部分もあるでしょうけど、プレーオフもありますし、クラブとしてはACLと並行して戦っていくことになる。やってみないと分かりませんがけっこう難しいと思います。
 
三浦 去年は序盤戦で出遅れながら、最終的には優勝したわけで、その勢いを今年も引き継いでいければいいんじゃない?
遠藤 セカンドステージで勢いに乗ったチームが、プレーオフもそのままいく可能性もありますよね。ただ"年間王者"を目指すつもりでいいんじゃないですかね。
 
三浦 ACLに関しては、長谷川監督にも聞いたら、本気で獲りに行く、みたいに言っていた。最近のACL出場チームは、アウェーの試合だとメンバーを少し落としている印象があるけど、この大会を獲るのは本当に大事だと思うんだけど?
遠藤 いやもう、全力ですよ。すでに1回、優勝したこともありますし、なによりもアジアチャンピオンですから。Jリーグ王者とは格が違う。クラブワールドカップにも出られますし、それはすごく大きいですよ。
 
三浦 スケジュール的にはかなりハードだと思うけど、体力的にはどう感じている?
遠藤 問題ないですね。自分はずっとこんな感じですし、大丈夫と言えば、大丈夫。周りが助けてもくれますから。今野泰幸が守備をしてくれます(笑)。
 
三浦 やっぱりそこは楽?
遠藤 楽ですね。今ちゃんも行く時は行きますから、そういう時、言い方は悪いかもしれませんが、上手く休むようにしています。運動量に対して不安はありません。それを言われる歳ではありますけど。

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