【識者が推す若手ブレイク候補5選】横浜の“スーパーサブ”の奮起に期待! 川崎からJ2へ武者修行中の新星も

2020年07月01日 飯尾篤史

FC東京の新システムにもマッチ!東、髙萩からの定位置奪取も可能な逸材とは

左から荻原(浦和)、遠藤(横浜)、安部(FC東京)。再開後のJリーグでブレイクを果たすのは?(C)SOCCER DIGEST

 J2・J3リーグが約4か月の中断期間を経て6月27日に再開・開幕を迎え、J1リーグもついに7月4日から再開する。今季は過密日程を考慮し、交代枠を5名まで拡大したレギュレーションで行なわれるが、若手選手にとっても出場機会が増える絶好のシーズンとなるだろう。
 
 ここではJ1・J2・J3で戦う東京五輪世代までを主な対象とし、イキのいい若武者5選手を識者がピックアップ。今回はスポーツライターの飯尾篤史氏に厳選していただいた。再開後のJリーグでブレイクスルーが期待される若手プレーヤーはいったい誰か。選出理由とともに紹介していく。
 
―――◆――◆―――
 
●遠藤渓太(横浜/MF)
【選出理由】
 横浜F・マリノスではすでに主力だが、昨季は"スーパーサブ"の域を抜け出せなかった。五輪代表でも立ち位置は微妙で、今年1月のU-23アジア選手権では出番はなし。相当な悔しさを抱えて今季を迎えたはずで、それがブレイクを期待する理由だ。
 
 もともとキレ味鋭いドリブルには定評があり、縦への突破とカットインを使い分ける典型的なウインガー。名古屋に復帰したマテウスのことをマリノスサポーターが忘れるほど、左サイドで暴れてほしい。
 
●安部柊斗(FC東京/MF)
【選出理由】
 ドリブルよし、パスよし、おまけにボール奪取力も備えた2列目のオールラウンダーだ。今季の公式戦初戦となったセレス・ネグロス(フィリピン)とのACLプレーオフでいきなりスタメンとして出場。長谷川健太監督は2月の時点で「安部は東京五輪メンバーに入ってもおかしくない」とまで評価していた。

 FC東京が今季採用する新システム、4-3-3のインサイドハーフとして打ってつけの存在で、東慶悟か髙萩洋次郎からの定位置奪取もあり得る。
 

次ページJ2からは2名。福岡で攻撃の中心を担うストライカーや新潟の背番号10も

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事