「幽霊だった」コッパ決勝で不発のC・ロナウドに辛辣批判! 実姉は指揮官に不満「ひとりでは奇跡を起こせない」

2020年06月19日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

サポーターは「サッリアウト」の主張も…

非難にさらされているC・ロナウド(左)とサッリ(右)。 (C)Getty Images

 2試合続けてファイナルで敗れたのは、初めてのことだった。クリスチアーノ・ロナウドにとって、これほどの屈辱はないだろう。

 ユベントスは6月17日、ナポリとのコッパ・イタリア優勝で、PK戦の末に敗れた。今季はスーペルコッパでも敗れており、マウリツィオ・サッリ監督が指揮するユーベは、国内のカップ戦ふたつともでタイトルを逃したかたちだ。

 シーズン再開初戦となったミランとの準決勝第2レグで、PKを外してノーゴールだったC・ロナウドは、ナポリ戦でも精彩を欠き、ネットを揺らすことができなかった。

 翌日の『Gazzetta dello Sport』紙や『Corriere dello Sport』紙の採点では、いずれも5点と低評価でチームのワーストプレーヤーに選出。前者には「CFの特権を要求しているが、もうレアル・マドリーにいるわけではないと気づいていない」と指摘され、後者には「幽霊だった」とこき下ろされている。

 だが、C・ロナウドの姉は納得していない。『Repubblica』紙によると、姉エルマはSNSで「どうしろというの! わたしの宝物はひとりで奇跡を起こせない」と、指揮官への不満を表した。

「彼をこのやり方でプレーさせるのは理解できない。頭を上げるしかない」

 実際に、サッリに対する批判は小さくない。

 ナポリ時代の魅力的なサッカーの構築が期待されたが、攻守両面で周囲を納得させられず。ユーベが8連覇中のセリエAでも、2位ラツィオとはわずか1ポイント差と激しい優勝争いを強いられている。チャンピオンズ・リーグでは、ラウンド・オブ16の第1レグでリヨンに敗れた。

 『Corriere dello Sport』紙によると、SNSではサポーターが「Sarri Out」とのハッシュタグを投稿し、指揮官に「ノー」を突き付けている。

 C・ロナウド、サッリ、そしてユベントスは、残りのシーズンでリベンジできるのか。手負いの王者は、22日のセリエA再開初戦で、冨安健洋が所属するボローニャと対戦する。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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