【FC東京】「あの場がなかったら、今の自分はなかった」。U-23チームのJ3不参加を受け、渡辺剛が素直な心情を吐露

2020年06月11日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「個人的には寂しい」

J3リーグへの不参加は「残念」。自分を成長させてもらっただけに、渡辺はJ3で経験を積む価値をしっている。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 全体練習を再開して約1週間が経過した6月11日、センターバックの渡辺剛がオンラインで囲み取材に応じた。「チームの雰囲気は良いですし、フィジカル面も徐々に上がってきているので良い段階を踏めていると思います」とコメントした渡辺はリーグ再開に向けて「(清水との開幕戦よりも)攻撃的に戦いたいし、もっと優勢に進めたいという考えはある」とチームの方向についても語ってくれた。

 今やFC東京で主力のひとりとなった渡辺も、そうなる前にはJ3リーグでプレー。いわばプロとしての土台を作ってくれたステージのひとつがJ3だったが、今季はFC東京U-23チームのJ3不参加が決定。これを受け、今回の囲み取材では「あの場(J3)がなかったら、今の自分はなかった」と言っていた。

「特別指定で出場させてもらった時、(大学とプロとの)レベルの差を感じた。そういう場がなくなってしまうのは自分としては悲しい。それこそ若い選手がいるなかで、そういう決断になってしまったのは残念。選手たちがJ1出場という目標に向かって頑張れるというのは良いことだと思いますが、個人的には寂しいです」
 
 サブからトップチームのレギュラー、そして代表選出。J3という舞台を経験してステップアップに成功した渡辺だからこその見解だろう。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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