超逸材サンチョ、散髪時のマスク非着用騒動! 本人は罰金処分に「ジョークだろ」とSNSに投稿して物議

2020年06月06日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ドルトムント側の反応は?

若き逸材サンチョが散発を巡って思わぬ騒動に見舞われた。 (C) Getty Images

 新型コロナウイルスのロックダウンが解かれた国では、人々がこの数か月にできなかった日常生活を取り戻そうとしている。美容師に伸びきった髪を整えてもらうのもそのひとつだ。だが、散髪ひとつにも国によっては厳しい決まりが定められている。

 ドイツサッカーリーグ機構(DFL)は6月5日、ドルトムントのジェイドン・サンチョとマヌエル・アカンジに罰金処分を科すことを発表した。その理由は、散髪の際に規則に違反したからという。英公共放送『BBC』や衛星放送『Sky Sports』などが伝えた。

 複数メディアによると、ドイツでは5月に理美容室が再開されたが、客も美容師もマスクを着用するなど厳しい規則が定められている。そんななか、ドイツ紙『Bild』は先日、サンチョらが散髪時にマスクを着用していなかったと写真つきで報じていた。

 一連の報道を受け、サンチョら6選手に事情を聴いたというドルトムントのミヒャエル・ツォルクSDは、マスクを外したのは写真撮影の時だけで、安全基準を満たしていたと擁護している。
 
 だが、DFLは「プロサッカー選手も髪を切らなければならないのは当然」としたうえで、「しかし、現在は医療組織のコンセプトに基づいてそれを行わなければならない。公衆衛生・感染予防対策基準に違反したのは明白」と、サンチョとアカンジを処分すると明かした。

 しかし、本人は処分に不満なようだ。サンチョは自身のツイッターで、「まったくのジョークだよ、DFL」と投稿(その後に削除)。DFLはドルトムントの「組織上の過失」は問わないとしたものの、超逸材の態度はSNSで小さくない物議を醸している。

 ロックダウンから解放されても、新型コロナウイルスが消滅したわけではない。いま、人々は「新しい生活様式」に慣れることが求められている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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