【名古屋】J関係者で6人目…金崎夢生のコロナ陽性判定にクラブの対応は?

2020年06月03日 サッカーダイジェスト編集部

「一緒になって、コロナと戦っていく」

活動休止となった名古屋。今後の再開時期は不明だ(3月17日に撮影)。(C)SOCCER DIGEST

 Jリーグの再開日が決定し、各クラブがリスタートを切っていたなか、6月2日、名古屋が金崎夢生の新型コロナウイルスの感染を発表した。Jリーグ関係者では6人目となる。

 感染経路は不明ながら、クラブは金崎の症状と経過を次のように明かしている。

5月27日 グループトレーニング参加(体温36.2℃)
5月28日 グループトレーニング参加(体温35.8℃)
5月29日 グループトレーニング参加(体温36.1℃)、練習後に発熱および倦怠感と頭痛(体温38.5℃)
5月30日 チーム練習OFF(体温37.2℃)
5月31日 チーム練習OFF(体温36.2℃)
6月1日 朝から発熱および倦怠感と頭痛(体温38.0℃)のため全体トレーニング欠席。愛知県内の病院にてPCR検査を実施
6月2日 PCR検査陽性判定

 今回、陽性者として金崎の名前を発表した点については、会見に出席した小西工己代表取締役社長は「しっかり金崎選手及び、チーム、会社として一緒になって、コロナと戦っていくという旨を本人と話し、公表させていただきました」と説明した。
 金崎が陽性判定を受けた6月2日、前日に全員揃ってのトレーニングを再開したばかりだったチームは、練習を行なわずに解散。(翌日以降は)ひとまず自宅待機。外出はやめるように指示しています」(小西社長)という。

 チームの活動は当面の間、休止となり、今後は保健所からの指示を受けながら、濃厚接触者と判定された関係者はPCR検査を受ける可能性があるという。金崎は5月20日からのグループトレーニングに参加。小西社長はクラブハウスを使用しないなど、できる限り「濃厚接触がないような練習をしていたと認識している」とするが、チームに今後、どのような影響ができるかは不透明だ。

 それでも小西社長は「クラブとしては金崎選手、金崎選手のご家族を全力でお守りし、サポートしていきたいです」との考えを示す。リーグ再開へ約1か月というタイミングで、クラブは難しい舵取りを求められている。

構成●サッカーダイジェスト編集部
 
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