【柏】「この期間で色んなことを考えさせられた」。全体練習が再開し、大谷秀和が心境を明かす

2020年06月01日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

「みんなと一緒にボールを蹴れるのはすごく嬉しい時間でした」

全体練習が再開し、大谷は「サッカーができる喜びがあり、モチベーションは高い」と話す。画像はスクリーンショット

 J1の柏レイソルが6月1日、全体トレーニングを再開した。

 チームは3月27日から活動を休止しており、約2か月ぶりの全体練習だった。新型コロナウイルス感染予防のため、チーム全体を4組に分けてトレーニングを実施。人と人との接触を極力減らす取り組みをしながら、体幹やラダーをこなすフィジカルメニュー、パスやシュートといったボールを使った練習も行なったという。

 練習後には、キャプテンの大谷秀和がオンラインで取材に応じた。

「リモートトレーニングでは会っていたとはいえ、みんなと直接会って顔を見るのは自粛期間に入る前日(3月26日)以来でした。みんなと会えて一緒にボールを蹴れるのは、すごく嬉しい時間でしたね。やっぱり、なかなかボールを蹴る機会はなかったので」
 全体練習を休止していたとはいえ、チームとしてオンラインによるトレーニングを行ない、また自らエアロバイクを購入するなどして、コンディション調整に励んでいたという。そうして約2か月の自粛期間を経て、チームメイトとボールを蹴れる喜びを感じ、大谷は「この期間で本当に色んなことを考えさせられた」ようだ。

「いつも僕たちがピッチでサッカーをできているのは、日頃、サポートしてくれている皆さんのおかげだと、この期間で本当に感じました。この期間はサッカー選手として、『何ができるのか』と考えた選手も多かったと思いますけど、やはり一番、恩返しできるのはピッチで躍動する姿を見せることだと思うので、皆さんの前で思いきったサッカーを見せれたらと思っています。

 この期間で本当に色んなことを考えさせられたなかで、やはりスポンサーの皆さん、サポーターの皆さんと選手がひとつになることがサッカーだと思います。今できることを自分なりにも考えてやっていきたいです。自分たちはピッチで躍動できるように良い準備をしたいと思います」

 中断期間前の柏はルヴァンカップのグループステージ第1節でG大阪を1-0で下し、リーグ開幕戦は札幌を4-2で撃破。再開後も「ピッチで躍動」して、勝利を届けてもらいたい。

取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)

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