「FC東京での一番の思い出は?」。石川直宏が驚きを隠せなかった平山相太の答

2020年06月01日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「そのギャップが大きくて…」

西京極でまさかの敗戦。それでも試合後に声援を送ってくれたファン・サポーターのことを平山は鮮明に覚えているという。写真:サッカーダイジェスト

 FC東京が開催している「青赤LIVE」(YouTube LIVE配信)。その企画のひとつとして、5月30日に「現役選手×OB会・第2弾」(進行役の石川直宏クラブコミュニケーター、羽生直剛クラブナビゲーターが森重真人、2006~2016年までFC東京に在籍した平山相太をゲストに迎えて様々な話題を語り尽くす)が配信された。

 そこで進行役の石川が平山に「FC東京の思い出」について訊くシーンがあった。

 石川が「FC東京に06年から在籍しての思い出は? 振り返ってみてどう?」と振られた平山は間髪入れずに「一番の思い出はやっぱり、(2010年シーズンの)京都とのアウェーゲームで負けてJ2降格が決まった時ですね」と回答した。

 その理由を、平山は以下のように述べている。

「自分自身悔しかった。試合後、ファン・サポーターに挨拶した時の彼らの態度というか、様子。励ましてくれるというか、凄いブーイングされると思っていたので、そのギャップが大きくて覚えています」
 
 これに対して、「へー、そうなんだ」と反応したのが石川だった。「2009年のナビスコカップ(決勝)で(ゴールを)決めたじゃん。そういう嬉しいことを最初に言うのかなと思ったら、そこだったんだね」と平山の答に驚いた様子だった。

 2010年12月4日、J1最終節、西京極での京都戦をモノにできればその時点でFC東京はJ1残留を確定できた。しかし、17位の京都にまさかの0-2…。同じく残留を争っていた仙台が川崎に引き分け、神戸が浦和に勝利した結果、FC東京は最後の最後で16位に転落して2部降格を余儀なくされた。

 もっとも、あの降格があったからこそ慢心が消え、翌年度のJ1復帰、天皇杯制覇を成し遂げられたとそんな見方もできる。ファン・サポーターにとっても、西京極でのJ2降格は印象深い出来事だったはずだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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