ドルトムントの俊英サンチョがキャリア初のハットトリック!残り5試合でブンデス初の偉業達成なるか

2020年06月01日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

02-03シーズンのアンリ以来の偉業とは?

ブンデス再開後初のスタメン出場で、見事ハットトリックを達成したサンチョ。(C) Getty Images

 現地時間5月31日、ブンデスリーガ29節のパーダーボルン対ドルトムント戦が行なわれ、アウェーのドルトムントが6-1で快勝した。この試合で圧巻の活躍を見せたのがドルトムントのジェイドン・サンチョだ。
 
 57分にユリアン・ブラントのクロスに合わせてチーム2点目を奪うと、74分には左足の豪快なミドルをネットに突き刺す。さらに後半アディショナルタイムには、自らドリブルで持ち込んでゴールに流し込んだのだ。
 
 20歳のイングランド代表アタッカーにとっては、これがキャリア初のハットトリックとなった。
 
 5月16日にブンデスリーガが再開して以降、サンチョは3試合連続でスタメンを外れており、途中出場した28節のバイエルン戦でも精彩を欠くなど、絶好調だった中断前のパフォーマンスが鳴りを潜めていた。
 
 しかし、この日エースのアーリング・ハーランドの欠場によって、久しぶりに先発出場の機会を得ると、見事にチャンスを活かし、復調ぶりをアピールしてみせた。
 
 3ゴールを積み上げたサンチョは、これで今シーズンのリーグ戦成績を17ゴール・16アシストとした。まだ5試合残されており、20ゴール・20アシストの偉業達成も夢ではない。
 
 ちなみにこの記録が達成されれば、ブンデスリーガでは史上初となり、欧州4大リーグで見ても02-03シーズンに、ティエリ・アンリ(当時アーセナル)が24ゴール・20アシストを記録して以来の快挙だ。
 
 首位バイエルンが圧倒的な強さを見せ、タイトルレースの行方はほぼ決まりかけているなか、ラスト5試合はこのサンチョの偉業達成に注目が集まる。
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

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