【横浜】「もっとレベルアップしたい」向上心溢れる小池龍太は「違う景色」を見られるか

2020年05月31日 サッカーダイジェスト編集部

長男の誕生日にちなみ背番号は「25」

横浜の公式HPでは「僕の心をトリコロールに染めどんな時も熱く闘い、多くの勝利に貢献したい」とコメント。写真提供:横浜F・マリノス

 さらなる進化を求めて、J1王者を新天地に選んだ。

 横浜F・マリノスは5月28日、クラブの公式YouTubeチャンネルでベルギーのロケレンから小池龍太の完全移籍と天野純のレンタル復帰を発表。同番組の中で「F・マリノスの強化部の方からお話をいただき、すごい熱量で説得していただいて、すぐに行きたいと伝えました」と明かした小池は、さらに移籍の理由について次のように語った。

「(主戦場である)右SBはすごく層が厚い。逆に、それが(移籍を)選んだ理由というか。自分もその争いに加わって、もっとレベルアップしたいし、そこで(ポジションを)勝ち取ることで、また違う景色だったり、いろんなものを吸収したくて、F・マリノスに行きたいと思った」

 自身のアピールポイントは「闘う姿勢」だ。そして「誰よりも走ったり、チームのためになるプレーを意識しているので、そこを見ていただければ」と意気込む。闘う姿勢に関しては「ベルギーでより磨かれた」と自信をのぞかせる。

 ロケレンでチームメイトだった天野は、小池のプレーについて「1対1が強いし、後ろから走ってオーバーラップもしてくれる。運動能力の高さは間違いない。F・マリノスのサッカーはSBが特徴的だけど、そういうプレーは技術的にも問題なくこなせると思う」と後押しする。また、横浜での振る舞いでは「とりあえず、喜田(拓也)をイジっておけば。困った時は喜田をイジる(笑)」とアドバイスも送った。
 
 トリコロールのキットに袖を通すと「この色、いいですね」と笑顔を見せる。長男の誕生日である12月25日にちなみ、背番号は「25」を選んだ。

 JFL時代の山口でキャリアをスタートさせ、同クラブでJ3、J2を経て、柏にステップアップしてJ1の舞台を踏み、その後に欧州移籍を果たす。そして再び、日本に戻り、Jリーグでは自身3クラブ目となる横浜の一員に。まだ24歳だが、これまでの様々な経験も大きな強みとなるはずだ。

 アマチュアのカテゴリーから這い上がり、今の地位を勝ち取った。飽くなき向上心で常に成長を続ける小池の新たなチャレンジに注目だ。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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