「日本のスターにリクエストを…」久保建英がミランに!? 海外メディアがマドリーからの移籍の可能性を指摘

2020年05月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

若手中心に舵を切ったとされるミランへ?

マジョルカで存在感を示している久保。そんな若武者にミランが興味を示したようだ。 (C) Getty Images

 レアル・マドリーからマジョルカにレンタル中の久保建英。ラ・リーガ1年目ながら、昇格チームで違いを作り出し、国外のメガクラブも垂涎の存在となっているようだ。

 現地時間5月29日、スペインの移籍専門サイト『Transfer20』は、セリエAの強豪ミランが、来る夏の移籍市場で久保を期限付きで獲得することを目指していると報じた。

 昨夏にレアル・マドリーと契約し、マジョルカへレンタル中のニュースターは、ラ・リーガ挑戦1年目ながら、ここまで24試合で3ゴール・2アシストと上々の結果を残している。

 来シーズンもローン移籍が有力視されている久保については、その才能に惚れ込んだベティスやレアル・ソシエダがレンタル、パリ・サンジェルマンが完全移籍での獲得を狙っているとも言われている。

 そんなティーンエージャーに熱烈な関心を示しているというのが、ミランだ。『Transfer20』によれば、マドリーのFWルカ・ヨビッチとの交渉を巡って話し合いを持ちかけた際に、久保の名前が挙がり、「ミランが獲得をリクエストした」という。
 
 ミランは現在、イバン・ガジディスCEOをはじめとする首脳陣の意向から若手中心のチーム作りに舵を切ったとされており、新シーズンに向けてはレッドブル・グループのサッカー開発部門責任者を務めているドイツ人のラルフ・ラングニック氏を監督兼強化責任者として招聘することが有力視されている。

 そのためミランが数多くの前途有望な若手をリストアップしている可能性は高く、その補強候補の中に久保が入っていてもおかしくはない。

 この一報を受けて、イタリア・メディアも反応。移籍専門メディアの『TUTTO mercatWEB』は、ミランが昨夏にマドリーからテオ・エルナンデズを引き抜いていたことに触れたうえで、次のように伝えた。

「ロッソネーリ(ミランの愛称)はエル・ブランコ(マドリーの愛称)に日本スターのタケフサ・クボのローンを求めた。ただ、2001年生まれの日本人はラ・リーガの別のクラブでキャリアの基盤を築くことを望んでいるとされている」

 今夏の動向がますます注目される久保。はたして、日本サッカー界の至宝は、いかなる決断を下すのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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