番記者選定「J2・クラブ別歴代最高プレーヤー」。選ばれし22名の顔ぶれは?

2020年06月02日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

カズはクラブのみならず日本サッカーを代表するスター

左から千葉時代の阿部、V川崎時代のカズ、磐田時代の中山、京都時代のパク・チソン。いずれも代表チームでも印象深い活躍をした名手たちだ。写真:サッカーダイジェスト

 2020年シーズンのJ1&J2全40クラブで、それぞれ歴代最高プレーヤーは誰なのか? 5月28日発売のサッカーダイジェストで特集されている「クラブ別歴代最強チーム」の中でピックアップされた歴代最高プレーヤー40人のうち22人を、ここでは「J2編」としてお届けする。

<ジュビロ磐田>
中山雅史(FW/所属期間:1990~2009年)
 動き出しを含めオフ・ザ・ボールの頭脳的プレーの質の高さはJ屈指。ゴールへの飽くなき闘志、自分を厳しく律し成長する姿を見せて、チームも進化させた"ミスター・ジュビロ"だ。(選者/高橋のぶこ)

<東京ヴェルディ>
三浦知良(FW/所属期間:1993~1994年6月、1995年7月~1998年)
 クラブのみならず日本サッカーを代表するスター。黄金時代のV川崎を牽引し、その立場に安住せず欧州への道を切り開いた先駆者だ。多くの子どもが憧れた不世出のフットボーラーである。(選者/海江田哲朗=フリーライター)

<ジェフユナイテッド千葉>
阿部勇樹(MF/所属期間:1998~2006年)
 アカデミー在籍時の98年に16歳でJデビューを果たし、プロ2年目の99年はチームで唯一、公式戦全試合に出場。攻守両面で働き、精神的支柱として2度のタイトル獲得にも貢献した。(選者/赤沼圭子=フリーライター)
 
<アルビレックス新潟>
レオ・シルバ(MF/所属期間:2013~2016年)
 攻守における質の高い貢献と、チームを鼓舞する統率力。ブラジル人ボランチの存在感は絶大だった。奪ったボールを自ら運び、パスを出し、決定機を創出する稀有なタレントであった。(選者/大中祐二=フリーライター)

<大宮アルディージャ>
渡邉大剛(MF/所属期間:2011~2015年)
 技術はもちろん性格も非の打ちどころがなく、その紳士的な振る舞いで報道陣からも愛された。21戦無敗記録樹立の立役者のひとりは、機転の利いたプレーで攻撃にアクセントを加えた。(選者/松澤明美=フリーライター)

<京都サンガF.C.>
パク・チソン(MF/所属期間:2000~2002年)
 京都在籍時、韓国代表として日韓ワールドカップに出場したダイナモで、02年の天皇杯決勝では同点弾を挙げるなど優勝に大きく貢献。タイトルを置き土産に欧州へと旅立った。(選者/雨堤俊祐=サッカーライター)
 

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