さらなる飛躍への期待も
ボローニャで存在感を示している冨安にはメガクラブへのステップアップの噂も後を絶たないが……。 (C) Getty Images
1年目のセリエAで「今シーズンのサプライズ」とも称されるボローニャの冨安健洋は、右SBとしてリーグを代表する活躍を見せ、強豪ローマなどへの移籍の噂が後を絶たない。
そんなサムライ戦士について、ボローニャのスカウトを担当するクラブマネジャーの元イタリア代表FWマルコ・ディ・バイオは、『Calciomercato com』のインタビューで、「最初の報告があったのは、(2018年の)10月だった。それから1か月後に、我々はもうベルギーにいたよ」と、冨安の獲得を振り返っている。
「リーグ戦を通じて彼のことを追った。4、5試合で直接チェックもしたよ。すぐに感銘を受けた。足技が非常に優れており、守備のあらゆる役割に適応できるからだ。ボローニャでは右SBと想像していた。ただ、近い将来にCBにコンバートし、さらに向上できると確信している」
実際、ボローニャは新シーズンに向けて新たな右SBを獲得し、冨安を本職のCBとして起用するプランを持っていると言われている。つまり現時点でローマに移籍させる考えはないようだ。ディ・バイオも「コンタクトはない」と話している。
「今の我々はマーケットのことを考えていない。大切なのは、シーズンを再開させ、今シーズンをうまく終えることだ」
そんなサムライ戦士について、ボローニャのスカウトを担当するクラブマネジャーの元イタリア代表FWマルコ・ディ・バイオは、『Calciomercato com』のインタビューで、「最初の報告があったのは、(2018年の)10月だった。それから1か月後に、我々はもうベルギーにいたよ」と、冨安の獲得を振り返っている。
「リーグ戦を通じて彼のことを追った。4、5試合で直接チェックもしたよ。すぐに感銘を受けた。足技が非常に優れており、守備のあらゆる役割に適応できるからだ。ボローニャでは右SBと想像していた。ただ、近い将来にCBにコンバートし、さらに向上できると確信している」
実際、ボローニャは新シーズンに向けて新たな右SBを獲得し、冨安を本職のCBとして起用するプランを持っていると言われている。つまり現時点でローマに移籍させる考えはないようだ。ディ・バイオも「コンタクトはない」と話している。
「今の我々はマーケットのことを考えていない。大切なのは、シーズンを再開させ、今シーズンをうまく終えることだ」
そんなセリエAは6月中旬のシーズン再開を目指している。スポーツ大臣が5月28日に専門家会議やイタリアサッカー連盟のガブリエレ・グラヴィーナ会長、セリエAのパオロ・ダル・ピーノ会長ら関係者と協議し、再開に踏み切るか、再開する場合の日程などを決める予定だ。
人類にとって未知のウイルスだけに、今後も先行き不透明なのは変わらない。27日には、ボローニャがスタッフひとりに感染が疑われていることを公式に発表した。
これを受け、チームはいったん、集団練習から個別練習に戻り、再検査でも陽性反応が見つかれば、チームを隔離したうえで練習を続行することになる。
なお、感染疑いのスタッフの氏名は、プライバシー保護のため公表されていない。ただ、ディ・バイオは、昨夏から白血病と闘っているシニシャ・ミハイロビッチ監督ではないと明かしている。
ともかくセリエAが無事に再開され、冨安が以前と変わらぬ活躍で価値を高め続けるのを期待するばかりだ。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部