“ガラスの天才”がアーセナル時代を回想! ペップに「がっかり」、退団の理由は「エメリのバイブス」?

2020年05月28日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「がっかりした」というペップの発言とは?

セスク(左)ら名手たちと共にプレーしたアーセナル時代をウィルシェアが振り返った。 (C) Getty Images

 2018年の夏からウェストハムでプレーするジャック・ウィルシェアは、弱冠16歳で名門アーセナルのトップチームデビューを飾り、10番も背負った天才だ。

 将来を欲望されながらも、度重なる怪我に悩まされたことで"ガラスの天才"とも言われたウィルシェア。現在28歳となった彼は、英公共放送『BBC』によると、ポッドキャスト番組『606 Savage Social』でアーセナル時代の様々なエピソードに言及した。

 彼が最初に語ったのは、2011年にチャンピオンズ・リーグ(CL)のバルセロナ戦で2-1の勝利に貢献した時のことだ。メディアから賛辞を浴びたウィルシェアについて、当時バルサの監督だったジョゼップ・グアルディオラは、「バルサのBチームには彼のような選手がたくさんいる」と口にして物議を醸した。

 ウィルシェアはそのときのことを「第2レグの前にみんなが『ウィルシェアはああだ、こうだ』と言っていた。そしてペップは僕を叩いたね。あれは少しがっかりしたよ!」と振り返った。
 
 また、アーセナル時代の"最高のアドバイザー"を問われたウィルシェアは、迷わずに「セスク(・ファブレガス)だ」と答えている。

「彼がチームに入ってきたとき、僕は12歳でアカデミーにいた。だから、彼みたいになりたいと思ったよ。トップチームに上がってからも、彼にがっかりさせられることはなかった。素晴らしかったよ。今では良い友人だから不思議に聞こえるけど、本当にスターに憧れるみたいな感じだった」

 ただ、残念に思うこともあったようだ。ウィルシェアは、2012年の夏にキャプテンだったロビン・ファン・ペルシーが宿敵のマンチェスター・ユナイテッドに移籍したことには「打ちひしがれた。これからタイトルに挑戦しようというときに、突然最大のライバルに去ったんだ」と振り返っている。

「受け止めるのが難しかった。セスクが去ったときも、(サミア・)ナスリのときも、ビッグネームがいなくなったときに僕はいた。一緒に続けていたら、プレミアリーグで優勝できていたと思う。そこからどこまでいけたか、だれにも分からないね」

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