【移籍市場超速報】ドゥンビア、イバルボ、そして最終ラインも!? ローマが積極補強を展開

2015年02月02日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

キリケシュ獲得はクラブ間での提示額に開きがあり成立は微妙か。

技術とスピードに優れた攻撃プレーヤー、イバルボ。ミラン戦(写真)でも素晴らしい動きを見せていた。 (C) Getty Images

 ローマは、ミランに移籍したマッティア・デストロの後釜として、CSKAモスクワからコートジボワール代表のセイドゥ・ドゥンビアを獲得した。
 
 本命と見られていたルイス・アドリアーノは、移籍手続きの問題などで来夏に交渉を持ち越すことになった模様。それもあって当初、ドゥンビアについては買い取りオプションつきレンタルでの移籍(レンタル料200万ユーロ、移籍金1200万ユーロ)になると見られていた。
 
 これが最終的に移籍金1500万ユーロ(3年分割払い)での完全移籍となったのは、いったんはレンタルで合意に達したものの、1月30日になってトッテナムがより好条件のオファーをCSKAに提示したことで、ローマもそれに対抗せざるをえなかったのだ。なお、ドゥンビアとの契約は2019年までの4年半となる。
 
 そのドゥンビアとともに現在はアフリカネーションズ・カップに出場中のジェルビーニョに加え、ファン・マヌエル・イトゥルも先週末のエンポリ戦で故障してウイングが手薄になってしまったローマ。そこで急きょ、コロンビア代表ビクトール・イバルボ(カリアリ)に白羽の矢を立てると、1日で交渉をまとめ上げた。
 
 移籍形態は買い取りオプションつきレンタルで、今シーズン末までのレンタル料は250万ユーロ、オプション行使時の移籍金は1250万ユーロ。ちなみにカリアリは、イバルボの後釜として、スタンダール・リエージュからベルギー代表FWポール=ジョセ・エムポクの獲得を決めている。
 
 さらにローマは、レアンドロ・カスタンの復帰が遅れている最終ラインにも、ルーマニア代表ヴラド・キリケシュ(トッテナム)を獲得するべく交渉を進めており、すでに選手サイドとは合意に達している。
 
 しかし、トッテナムとの交渉では双方の提示額に150万ユーロの開きがあり、残り1日で合意に達するかは微妙な状況だ。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野 道郎
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