インテル クロアチアの新鋭ブロゾビッチを射止める & 夏の本命はラベッシ

2015年01月26日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

グラナダのコロンビア代表CBムリージョの獲得交渉も。

ブロゾビッチはミランも狙っていたが、そのライバルを出し抜く形でインテルが獲得。 (C) Getty Images

 インテルは1月23日、22歳のクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチ(ディナモ・ザグレブ)の獲得を決めた。
 
 移籍形態は移籍金800万ユーロ(約11億2000万円)での買い取り義務付きレンタルで、レンタル期間は2016年6月までの18か月。移籍金のうち300万ユーロ(約4億2000万円)はレンタル期間中に支払い、残る500万ユーロ(約7億円)を2016年の完全移籍時に支払うことになる。ブロゾビッチとの契約は2019年6月までの4年半。
 
 インテルはさらに、同じ92年生まれのコロンビア代表CBジェイソン・ムリージョ(グラナダ)の獲得に向けた交渉も続けている。
 
 かつてインテルでプレーした同じコロンビア人のイバン・コルドバを彷彿させるスピードを備えたCBで、すでにリーガ・エスパニョーラで4シーズンの経験を積んでいる。夏のメルカート(移籍マーケット)での移籍がインテルの目標だ。
 
 その夏のメルカートにおけるインテルのメインターゲットは、パリSGと決裂状態にあるアルゼンチン代表FWエセキエル・ラベッシ。すでにパリSGにコンタクトを取って獲得の可能性を打診している。
 
 インテルとしては、夏の放出リストに挙がっているコロンビア代表MFフレディ・グアリンとの交換を望んでおり、パリSG側もこの提案を検討する用意があるようだ。具体的な話し合いはこれからだが、夏に向けて動向を注目したい案件のひとつであることは間違いない。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
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