「日本で警察に捕まった。走って逃げたけど…」元ドイツ代表MFがレッズ時代の衝撃エピソードを告白!

2020年05月03日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

「自分は選手だと伝えたが、信じては…」

リバプールのCL制覇に貢献したハマンが日本での衝撃エピソードを明かした。(C) Getty Images

 2005年、「イスタンブールの奇跡」でミランを下し、チャンピオンズ・リーグを制覇したリバプールは、欧州王者として12月に開催されたクラブ・ワールドカップで日本を訪れた。

 サンパウロとの決勝で0-1と敗れ、失意にあった選手たちは、その日の夜に外出したという。その時、警察沙汰となり、ひとりの選手が捕まってしまった。元ドイツ代表MFのディートマー・ハマンだ。

 英紙『Liverpool Echo』でハマンは「想像できるだろうが、試合後の我々はかなり落胆していた。その時、アーセナル対チェルシーだったと思うが(テレビで)放送があったんだ」と切り出し、こう続けている。

「時差があるから、夜の22時か23時のキックオフだったと思う。それまでに我々はホテルに着き、夕食を済ませていた。それで『試合を見るために飲みにいこうぜ』となったんだ。日本にジェイミー・キャラガーの友達たちがいて、我々は試合を見て、少しシャンディーを望んだ」
 
 だが、決勝で敗れた失望からか、「終わりに向かって少し手に負えない」状況になってしまったという。「それで警察が来たんだ。みんな走って逃げたけど、自分は速くなかったから、最初に捕まってしまった」と振り返っている。

「警察に捕まって、わたしはジャージ姿だった。自分は選手だと伝えたが、おそらく信じなかっただろう。だれも、英語やドイツ語を一切話せなかったんだ」

 現在46歳となった名手は、「イングランドに留学経験がある日本人の男性が面倒を見てくれていたから、何とかして連絡を取って、彼に来てもらった。交番から出してもらえたのは、朝の5時か6時だったよ」と続けた。

「コーヒーを少し飲み、空港に向かうバスに乗り込んだ。(交番から)出られてかなり幸運だったよ」

 レッズが優勝していたら、ハマンが日本の交番に行くこともなかったのだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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