学習ドリルの配信など続々…中断期に光るグランパスの多彩な企画力

2020年05月02日 本田健介(サッカーダイジェスト)

サポーターと選手の交流も

現在はグループごとに時間帯を分けて自主トレーニングも行なっている名古屋。様々な企画も実施している。(C)SOCCER DIGEST

 新型コロナウイルスの感染拡大により、再開の目途が立たないJリーグ。各チームも本格的なトレーニングを積めないなか、公式HPでの多彩な企画でサポータと触れ合っているのが名古屋だ。

 クラブは「ファミリーの皆さんに元気を!プロジェクト」としてオンライン上でサポーターと交流。先日は元GKの西村弘司広報による"ニシの部屋"と銘打ち、抽選で選ばれたサポーター10名と千葉和彦、太田宏介、前田直輝がオンライン上でトークを展開した。

 さらに「チバちゃんフリー素材」として、チームの盛り上げ役である千葉が、写真や動画編集に自由に使える自身の8種類の写真を提供。ダウンロードできるようになっており、どれも面白みのある作品となっている。
 また5月1日には『Stay Home』が続く状況を受け、従来のホームタウン活動である『子どもたちに向け、自分の可能性にチャレンジし、その成長をサポートする 名古屋グランパス ヨロコビプロジェクト』と連係し、自宅学習を続ける子どもたちに向けて『グランパスくんの学習ドリル』を配信。小学1年生から3年生用の算数と漢字の問題集を提供し、今後も新たな学習ドリルを配信予定だという。

 加えて5月2日には「アカデミーGKコーチ陣とオンラインで繋がりGKについて学ぼう!」講座の開催も決定。小学3年生から中学3年生のGK、もしくはGKを志している選手を対象に、楢﨑正剛アカデミーダイレクター補佐兼GKコーチらが、オンラインを通じて、GKに必要な技術を伝授するという。

 ほかにも様々な企画が進行中。ファン、サポーターとともに苦しい時を乗り越えたいとの想いがよく表われている。

文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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